桜のシーズンは短くて、今はもう葉桜。それでもその緑を目にするだけで、桜の花びらが目に浮かぶのが日本人ではないでしょうか。
今回の桂小梅さんの作品は、「桜とウグイス」。鉄道写真なのに?と感じられるかもしれませんが、鉄道で「ウグイス」といえばコレなのだそう。首都圏にお住まいの方も懐かしい気持ちになれますよ。
桂小梅さんの春の作品、ご堪能くだ!
桜にウグイス
行き先表示を見なくても、車両の色でどの路線を走っているか分かります。
ヨドバシカメラ新宿西口本店の歌に出てくる”まーるい緑の山手線”で、山手線は緑色=ウグイス色のイメージ。
全身ウグイス色をまとった103系がキッカケで、次の205系、E231系、そしてE235系へと移り変わってもウグイス色の帯がついてます。
JR西日本のウグイス色といえば、大和路線と奈良線。実は30年以上前に山手線を引退した同系統の103系ウグイス色が、今もなおこの路線で現役続行中・・・ほんまオッタマゲ!
この年は、ウグイス色の103系が無くなるかもしれない?という噂が鉄ちゃんの間で流れたので、桜をからめた最後の撮影に出撃。大和路線・奈良線の桜の名所、佐保川です。
このポイントは撮影の難易度が高く、奈良駅を出発してすぐなので、電車はかっ飛ばしてやって来る上に、まわりの雑音で電車の音が聞き取りづらい!
本チャンの前に来た電車は、フレームからはみ出ることもしばしば。
ここやっ!と思い、シャッターを・・・本チャンは大成功。そして、2021年の今もなお現役続行中。