コロナに猛暑、嫌な話題ばかりの昨今、夢のあるお話はいかがでしょうか。マグナム小林先生に日本人メジャーリーグについてつづっていただきました。あの人がメジャーに行ったなら、活躍できたのではないか?
広い世界の舞台で日本人が活躍する、想像しただけで夢がありますね。これからプロ野球やメジャーリーグを目指す人の励みにもなるはずです。「昔から日本人はすごかった」と分かれば、自信をもって野球と向き合えるでしょう。お楽しみください!
メジャーリーグへの妄想
私が子供の頃、日本人プロ野球選手がメジャーリーグで活躍するなんて考えもしなかった。それ以前にマッシー村上さんが活躍されたのは知ってたけど、それ以降は全くそういう気配すらなかったから、想像もつかなかった。
野茂がメジャーへの扉を抉じ開け、それにイチローが続いた訳だけど、二人ともメジャーへ行く時の日本での評価は、メジャーで通用するかどうか分からないというものだった。
でも、蓋を開けてみれば二人とも日本とさほど変わらない成績を一年目からあげた。全体のリーグのレベルは別として個人個人のレベルでは、とうの昔にメジャーで通用する日本人はいたのではないか。そんな気持ちを抱いても不思議ではない。通用するというのは、日本とほぼ同じくらいの成績を残せたのではないかという意味。
そしてあくまで妄想なので、今から挙げる選手の全盛期に、その時代のメジャーに行ったと考える。全盛期でないとなかなか比べられないので。そして、私がこの目で見ている1975年以降の選手としたい。見てもいない選手の事をあれこれ言うのは失礼なので。
こういう話になると王さんや落合さんの名前が出て来て、さすがに日本と同じように打てないだろうとなるけど、それはさすがに無理かもしれないが、3割30本打てば私は通用したと言えると思うし、王さんや落合さんならそれくらいは打てたと思う。
投手で言えば、江川さん、山口高志さん遠藤一彦さんあたりは間違いなく通用したと思う。
行ったら面白かったと思う一番手は山田久志さん。単に向こうに少ないアンダースローだからというだけでなく、昭和50年代前半の山田さんはスピード、コントロールが素晴らしかったし、シンカーというウイニングショットもあった。向こうでも最低でも15勝は出来たと思う。
次に西本聖さん。?と思う方もいると思うが、あのシュートは日本人以上に嫌がられたと思う。日本にいた外国人選手も嫌がっていた。あのシュートは今で言えばツーシーム。黒田がこの球を使ってメジャーで成功しているし、案外、日本より勝てたかもしれない。ぶつけて乱闘になったかもしれないけど(苦笑)。
あともう一人、永射保さん。ご存じ日本の歴代最強の左殺し。ピンクレディのサウスポーのモデルにもなった方。リー、ソレイタなど外国人の左打者が永射さんの球に本当に掠りもしなかった。ソレイタなど永射さんが出てくるだけで涙目になっていたほど。向こうに行ってたら、アメリカでも歴代最強のワンポイントリリーバーになっていたと思う。ある意味、一番見てみたかった。
打者に関しては、掛布さんや山本浩二さんなんかは3割30本打てただろうし、トリプルスリーを達成した蓑田さんや秋山さん、野村謙二郎さんなどは通用しただろう。
打者では見てみたいと思う人が少し最近になってしまうのだけど、赤星さんなんか面白かったと思う。赤星さんの全盛期なら、メジャーでも盗塁王になれたと思う。盗塁の技術なら世界一だったと思う。イチローを除いて一番打者タイプで成功した日本人が少ないので見てみたかった。
もう一人、これは現役だけど、おかわり中村。この人の全盛期と言ったら何と言っても2011年のあの飛ばない統一球の年。みんなが極端にホームランを減らす中、一人48本のホームランを打った。あの年は間違いなく王さんより凄かったと思うし、普通のボールなら間違いなく60本以上打ってたと思う。あの頃ならメジャーでも40本は打てただろう。当人はそういう気はサラサラなかっただろうけど(苦笑)。
そんな妄想してるだけでワクワクしてくる。世間は暗い話題ばかりだから、たまにはこういう夢のある話をしないと(笑)。
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