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タンチョウではない撮影~鉄道写真:桂小梅

桂小梅

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日本の美しい四季。季節を感じられる行事は、伝統芸能の世界だけではないとのこと。撮り鉄にも風物詩があるらしいのです。今回は桂小梅さんに撮り鉄の冬の風物詩についてつづっていただきました。この風物詩から誕生した作品は、とても見事なものですよ。

写真はタップすると大きくなります。ぜひ桂小梅さんの作品を大画面でお楽しみください!

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タンチョウではない撮影

撮り鉄の冬の風物詩?といえば、JR北海道の釧網本線を走る『SL冬の湿原号』。

魅力のあるイベント列車の一つで、1月末から2月の中旬まで、釧路駅を出発し、壮大な釧路湿原や白樺の並木を通って、終点の標茶しべちゃ駅まで目指します。

C11-171とC11-207の二両体制でしたが、維持費が嵩み、C11-207は東武鉄道へ永久貸出。それでもJR北海道の経営状態が厳しいみたい?で、SL全廃というウワサまで。

今まで撮ったことがない被写体だったので、二年続けて狙ってみたのがタンチョウヅル。

茅沼かやぬま駅界隈はタンチョウヅルの飛来地で、唯一蒸気機関車と絡めて撮れるポイント・・・ですが、これが中々難しいもんで、ちょっとした音でもビックリして飛んでいってしまいます。機関士も気遣って、この駅だけは汽笛を鳴らしません。

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夫婦らしき二羽が良い位置に止まったので、音を立てないように慎重に三脚を立ててセット完了。ふと、周りを見回すと撮り鉄だらけ!SLが駅に入線・・・そのドラフト音にビックリしたのか?急に二羽が動き出しました。

三脚はあきらめてカメラを手に持って、ツルと共に民族大移動・・・いえ、撮り鉄大移動です。

何とかタンチョウヅルは止まったものの、その位置が微妙・・・

SLは発車したし、ウロウロする間もなく、とっさに目の前にあった木々を入れてカシャッ!。

雪があって、もうヒヤヒヤ(冷や)・・・しょうもな。単調ではなかったタンチョウの撮影結果は、ご覧の通り。

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2015年 2月撮影 SL冬の湿原号 茅沼駅界隈

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