5月25日から始まったセ・パ交流戦は、無事に6月13日で幕を閉じました。見事優勝を果たしたのは、オリックスバッファローズ!
勝因をマグナム小林先生に分析していただきました。マグナム小林は交流戦をどう見たのでしょう?ペナントレース後半戦に楽しみな選手とは?お楽しみください!
オリックス、交流戦優勝!
交流戦は完全に終わってない段階だが、交流戦の回顧を。
オリックス、阪神、中日のように、先発投手の頭数が揃ってるチームは6連戦が続く交流戦では強みになる。先発投手が試合を作ってくれるので戦いやすい。
逆にヤクルト、DeNAが浮上したのは、今年はオリックス以外にそれほど投手力のいいチームがパになかったので、打ち勝つ事が出来た。
広島が残りを3連敗しない限り今年はセがパを上回る事になるが、その主たる原因はソフトバンクの不調。いつもの年なら勝敗が逆になってるはず。そうなればパの方が上回っていただろう。
ソフトバンクは投手陣も良かったし、打線もそんなに悪い訳ではない。総得点が総失点を10点も上回ってるくらいだから。本当に歯車が噛み合わなかったとしか言いようがない。やはりグラシアルとモイネロの離脱は大きかった。帰ってくればまた浮上するだろう。先発投手が先に点を取られる試合が多かったのも負けが込んだ原因だろう。
オリックスは今年の台風の目と言っていたように、山本、宮城、山岡の三本柱がいて、それに田島、山崎、増井と先発陣が揃ってるだけにあとは打線さえ打てればと思っていた。交流戦前は打線に当たりがなかったが、一番に福田が定着し、T岡田が復活した。
これが交流戦優勝の大きな要因ではあるが、今年は、杉本と宗が安定した成績を残せるようになったのも大きい。二人とも正直、一軍のレギュラーはキツいかなと思った時期もあったが、よくここまで成長したと思う。ここまで打てるチームになるとは思わなかった。中嶋監督はもちろん、梵コーチ、水本コーチの尽力があったと思う。あとは外国人と紅林がもうちょっと打ってくれれば、優勝も狙えると思う。
さて、我がマリーンズは石川、美馬がダメで頼れる先発投手がいない中、借金1はよく耐えたと思う。最後はハーマン、唐川も使えなかったし。佐々木朗、本前、中村稔あたりにしばらくは期待をかけるしかない。
リリーフ陣は佐々木千隼に期待したい。今季はここまでいい仕事をしてる。あとは横山かな。
打線は安田の調子が上がってきたのが好材料。今後、楽しみ。あとは高部に期待したい。