寄席つむぎがビジネスの世界に進出します!大阪産業局主催の中小企業向けビジネス講座が、11月24日に開催していただける運びとなりました。コンテンツマーケティングを始める前に受講していただきたい講座です。内容は、ふじかわ陽子によるコンテンツ作成の基本、林家染八さんによる落語とトーク上達の秘訣を予定しています。
ただの娯楽だと思われる落語が、どのような形でビジネスに生かせるのか?なぜ落語でなくてはならないのか?少し解説しますね。
コンテンツマーケティングの祖が落語
落語は京都・誓願寺の和尚である安楽庵策伝が、仏教を広く知ってもらうために笑いをふんだんにちりばめた辻説法を語ったのが始まりといわれています。つまり、「笑い話」というコンテンツを使って、仏教を広めようとしたのです。これ、コンテンツマーケティングと同じなんです。
面白いコンテンツがあれば人が集まり、その中には真の意味を理解してくれる人もいるはず。これがコンテンツマーケティングの狙いです。これを策伝和尚は、今から約400年前に理解しておられたのでしょう。見込み客を多く集めれば、それだけ顧客になる人も増える
落語がコンテンツマーケティングとして優れている点は、小道具が少ない点です。何もかも揃えてある映画とは違い、観客の想像力が必要となります。観客はおのおの自分の頭の中で自由に舞台を描きますから、自分にとってピッタリのものだと感じてもらいやすくなるのです。
コンテンツを使って集まった見込み客に想像力を働かせてもらう。これがコンテンツマーケティングにおいて、もっとも重要なことです。落語はその点、とても優れています。
日本に適した経営を思い出す
もうひとつ、コンテンツマーケティングに落語が適している理由があります。それは「日本とは何か?」を思い出すためです。
日本は明治維新後から英国により文化侵略、第二次世界大戦後は米国からの思想侵略を受け、本来の姿を失いつつあります。このままでは「日本」という国名だけが残り、世界中に愛された日本人は消滅してしまうでしょう。
本来日本人は仏教の教えにより、それぞれが頭を働かせ「真理」を求めて生きてきました。だからこそ、世界があっと驚くことを易々とやってのけることができたのです。それぞれが考えるから、日本人は豊かな発想を持ち優しく強くあることができました。
落語はもともと仏教のコンテンツですから、日本人の精神といえる仏の教えが散りばめられています。教えといっても、あれこれ命令されることはありません。生きていく中でどのようにして「真理」を見つけるか、そのサポートをしてくれるのが仏教です。
昔の日本人が生活の中で何を尊び、何を楽しんでいたのか。それを思い出すきっかけとなるのが、落語です。生き馬の目を抜く現代で生き残るためにも、日本本来の姿を思い出していきましょう。
「こうざ」違いだけど…
目まぐるしく価値観が動いていく昨今、揺るがないものを多くの人は求めています。その揺らがないものを生み出すきっかけに、この「落語で学ぶコンテンツ作りの基本」がなれれば幸いです。もちろん文章の書き方の基本や、メディア運営の注意点などもお話いたします。
余談ですが、この講座はふじかわにとって15年ぶりの喋り仕事です。「こうざ」違いですが、ようやく「こうざ復帰」となります。再びお客様のお顔を拝見しながらお喋りできる機会を与えてもらい、感謝しかありません。この講座を企画してくださった大阪産業局の担当者様、また寄席つむぎを支えてくださった芸人の皆様、読者の皆様に深く感謝申し上げます。
このお礼は「こうざ」で返させていただきます。決して損はさせません。11月24日、お待ちしています。
お申込みは大阪産業局特設ページからお願いします。お申込みはユーザー登録が必須となっています。ご了承ください。
【マーケティングセミナー】会社の「当たり前」にこそ価値がある!落語に学ぶコンテンツ作りの基本
日時:令和4年11月24日(木)14時~16時半(13時半から受付開始)
講師:ふじかわ陽子、林家染八
会場:大阪産業創造館(大阪府大阪市中央区本町1丁目4−5)
受講料:2000円
お問い合わせ:大阪産業創造館イベント・セミナー事務局
TEL:06-6264-9911 FAX:06-6264-9899 E-MAIL:ope@sansokan.jp
受付時間:月‐金 10:00‐17:30 (祝日除く)