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ドラフトと育成枠~マグナム小林の二死満塁:マグナム小林

マグナム小林

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今年もドラフト会議が10月20日に開催されました。TBSでは全国中継がされ、スポーツ専門チャンネルのスカイAでも放送されました。他、ラジオやインターネットでも中継される、いわば日本の年中行事。

このドラフト会議をマグナム小林先生は、どう見られたのでしょうか。指名枠と育成枠の違いとは?

読めば今まで以上にプロ野球が楽しくなりますよ。お楽しみください!

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ドラフトと育成枠

ドラフトが終わり、指名された選手の顔ぶれを見ただけで評価するのは非常に難しい。特に高校生はほぼ即戦力ではないので、選手の能力もさることながら、球団の育成能力の問題もあるので、ほぼ評価するのは不可能に近い。特に育成ドラフトの選手ともなれば、ほぼ無名の選手なので評価を下す事は出来ない。

育成の話が出たが、私は育成枠制度をベストとは思わないがベターだとは思う。本来であれば、育成枠などなく、指名された選手全員、支配下選手登録されれば良いが、支配下選手の上限を決めないと球団経営を圧迫する可能性があるので、育成枠は裾野を広げる為の妥協点と言えるだろう。少なからず育成枠で入った選手が千賀や甲斐のように一軍で活躍するケースがあるので、機能はしてると思う。育成選手の方がハングリーである事は確かだと思う。

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ドラフト時点での評価というのも、今、活躍してるドラフト1位の選手は結構違ったりする。スワローズの村上宗隆は、清宮の外れ1位だった。当時は清宮や安田より低い評価だったし、全国的な知名度もなかった。見る目があれば、単独指名はどこの球団も可能だった。スワローズだからあそこまで育てられたというのもあるが。

バファローズの吉田正尚もドラフト1位だったが、球団の中でも吉田の1位指名には反対も多かったとか。当時は青学も東都の一部と二部を行ったり来たりしていて全国的な知名度がなかった事と、故障が多かった事がネックになっていたようだ。その証拠に重複指名にならなかったし。1、2年目こそ故障で半分くらいしか出られなかったが、今では球界を代表する選手になった。

今年のドラフトで私が評価する球団はライオンズとカープかな。ライオンズは青山、児玉、蛭間と、投手、内野手、外野手の即戦力を満遍なく補強した。現場が主導するとどうしても投手ばかりを獲りたがるが、長い目で見れば野手を補強しなければ、チームは強くならない。投手だけ補強しても付け焼き刃にしかならないからだ。

逆にカープは野手は揃っているので、投手重点の補強というのは理に適ってると思う。社会人でも即戦力の呼び声の高い益田、河野、長谷部を獲れたのは大きい。特に1位で指名されるのではないかと言われた益田を3位で獲得出来たのはラッキーだった。

我がマリーンズは、もちろん1位の菊池に期待したい。莊司を外したが、菊池が残っていたのは助かった。一年目からローテーション入りしてくれたら。2位の友杉は、2、3年かかるかもしれないけど、ショートの人材難を解消して欲しい。

来年のドラフトの目玉は花巻東の怪物かな。

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