元・三遊亭天歌さんから寄席つむぎの読者さんにお願いが届きました。
現在、元・三遊亭天歌さんは元師匠である三遊亭圓歌師匠を相手取り、長年のパワハラに対する慰謝料請求の民事裁判を行っています。同時に、所属する落語協会にもハラスメント対策を実施するよう求めている最中。
今回お願いをされている署名とは、落語協会へハラスメント対策を実施するよう求めるものになります。提出先も落語協会です。
元・三遊亭天歌さんの考えに賛同される方は、ぜひ署名にご協力ください。
これでは相談ができない!
以下、元・三遊亭天歌さんの動画です。署名を始めるきっかけがあったよう。
かいつまんで動画の内容を説明すると、元・三遊亭天歌さんが落語協会へ求めているハラスメント相談窓口の設置はされるようです。しかし、相談窓口の責任者が分からず、相談窓口のメールアドレスは落語協会事務局。これでは、安心してハラスメント相談はできません。
落語協会外の専門窓口がないと、根本的な解決は目指せないでしょう。
少なくとも、法律やハラスメント対策の専門家が相談に乗ってくれる窓口が必要です。そうでないと、意味がありません。調整役が必要なのです。
現状、ハラスメントを受けたら、我慢をするか辞めるか。それとも、元・三遊亭天歌さんのように民事訴訟を起こすか。3択です。しかし、ここに調整役が入ったら、他の選択肢も出てくるはずです。加害者にアンガーマネジメントを受けてもらったり、酷い場合は落語協会から除名されたり。
選択肢を増やすことが立場の弱い人たちだけでなく、ベテランの師匠方も救うことにつながります。
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余談ですが、元・三遊亭天歌さんは寄席つむぎ代表と話した際、「師匠に殴らせないようにしたい」とおっしゃっていました。
そもそも、暴力は犯罪です。法を犯しているからいけないのではありません。「法」というものがどのような目的で生まれたのかを、まず考えていただきたいのです。分かれば、罪深さに気付くはず。「法」の本来の意味は「仏の言葉」。
罪が明るみにならないからといって、罪が消えることはありません。日本ではこう言うでしょ、「お天道様が見ている」と。目の前で罪を重ねていく師匠の姿を見せられる弟子の気持ちに、心を寄せていただけると幸いです。
専門家が常駐した相談窓口は必要です。未来の演芸のために。
署名の方、何卒宜しくお願い致します。
元・三遊亭天歌さんを取上げたメディア
フライデー
biz SPA!フレッシュ
週刊新潮 2022年12月8日号
日刊スポーツ
今後も増える予定です。