野球日本代表、通称「侍ジャパン」。その侍ジャパンが様々のチームと対戦する「侍ジャパンシリーズ2022」「侍ジャパン強化試合2022」が始まりました。オーストラリア代表チームや、読売ジャイアンツ、日本ハムファイターズと試合を観戦し、マグナム小林先生は感じたことがあるのだそう。今回はこのことについて解説していただきました。
読めばプロ野球100倍楽しくなる!マグナム小林先生の解説、じっくりお読みください。
今年の成績から選ぶ侍ジャパン
侍ジャパンの4試合が終わった。あまり参考にならないなというのが、正直な感想。なので、今シーズンの成績から侍ジャパンを私なりに選んでみたい。
投手は候補も多く流動的なのでここでは言わない。今回出なかった選手では、大谷は投手でのWBC出場は現実的ではない気がするが、DHでなら、出場の可能性は7割くらいあると思う。同じく柳田、浅村もそのくらいかな。吉田正は五分五分くらい。鈴木が出る可能性は3割くらいかな。とりあえず、大谷、柳田は入れて、吉田正、鈴木は入れないで考える。
準々決勝までは足を絡めた繋ぎの野球でどうにかなるが、アメリカ、中南米のチームと対戦する準決勝以降はそうはいかない。それは準決勝止まりだった。前2回が証明してる。やはりストレートに強い長打力のある打者を中心に組んだ方がいいだろう。
捕手は森の長打力がどうしても欲しい。
内野は、サード村上は不動として、本調子なら山田、坂本で二遊間を組みたいが、今年の成績を見るとさすがに選ぶのは厳しい。ショートは源田として、セカンドは牧かな。牧は去年の成績だけなら半信半疑だったが、今年は更に数字を伸ばし、代表戦でも活躍してかなり株を上げた。多少、守備に目をつぶっても使いたい存在。それはファーストで使いたい浅村にも言える。あの長打力と勝負強さは必要。
外野は柳田は不動として、あとは、私なら近藤と塩見かな。近藤の出塁率は外せないし、塩見の日本シリーズでの活躍を見ると大試合に強そう。そういう部分は結構、重要だと思う。
打順は、柳田、牧、村上、大谷、浅村、森、近藤、塩見、源田かな。大谷が出ればの話だけど。もし、大谷がいなければ、柳田、牧、近藤、村上、浅村、森、岡本、源田、塩見かな。岡本は入れてみたい。
これで吉田正や鈴木が出場となれば近藤や塩見ですら、レギュラーからあぶれてしまうのだから、層は厚い。
今回の代表に選ばれてなかった選手で、選んで欲しい選手が3人いる。一人目は大山。右で長打力があり、勝負強い。二人目は今宮。ショートの守備は申し分ないし、打撃も今年は良かった。三人目は島内。勝負強く、長打力が有るので左の代打にうってつけ。特に大山や島内はなぜか存在が地味なのだが、成績は残してるので選んで欲しい。