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猫と銭湯とわたし~銭湯~月亭天使

寄席芸人コラム
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人間国宝・桂米朝師匠の玄孫弟子、月亭天使さんが寄席つむぎ初登場です。彼女は月亭文都師匠の一番弟子で、元天満天神繁昌亭のアルバイトスタッフでした。

婚活落語も手掛け、人生の紆余曲折を描く落語家として活躍する月亭天使さん。アグレッシブな彼女を癒し支えてくれているものは、猫と銭湯だそう。

ブログやTwitterでも垣間見れない月亭天使さんのもう一つの顔、一緒に見てみませんか?月亭天使さんと銭湯を楽しみましょう。

銭湯

銭湯が好きです。スーパー銭湯も良いのですが、やはり町の銭湯が好きです。

銭湯の良いところはなんやろう?ちょっと考えてみました。

まず、たくさんのお湯がある!いや、当たり前や!という感じですが、この、たくさんのお湯のおかげで、体は芯から温もり、湯冷めしにくくなるそうです。

そして、たくさんの湯船がある!

お風呂屋さんによって違いますが、泡風呂、水風呂、電気風呂、バスクリン風呂、露天風呂等々、家庭のお風呂が一つなのに対し、お風呂屋さんは少なくとも二つ以上の浴槽を有していることが多いです。

小学生の頃それぞれ家にお風呂はありましたが、友達と近所のお風呂屋さんを巡るのが流行りました。

銀の粒々が入ったフルーツの匂いのシャンプーを友達と交換したり、電気風呂にビビりながら右手を突っ込んだり、いろんな湯船を渡り歩いたり、なんかしらん脱衣場に立ってる柱を登ったり。もう、それだけで小学生にとってはアトラクションでした。
数種類の浴槽というのは、そういうワクワク感を感じさせてくれます。

また銭湯の建物自体の魅力も捨てがたいです。

木造の建物だと、京都・錦市場の錦湯さんじゃないでしょうか。

脱衣場に敷かれた藤筵、木製のロッカーに並ぶ柳行李…お風呂上がりにふと見回していると、あれ?今、いつ?!と、時間旅行をしている気分を味わえます。

他にも浴室のタイル絵やその銭湯の佇まい等、それぞれの銭湯にそれぞれの魅力があって、それを探すのも楽しいです。

そして、何より、銭湯にきている人を眺めるのが好きです。

いや、変な意味ではないですよ。

町の銭湯で湯船につかりつつ、洗い場で体を洗う年配の女性を見て「ああ、戦ってきはったんやな」と思たり、「わー。未来が弾けそうな身体!」と思たり、お尻の形がまったくおんなじ親子を見て「DNAってすごいな」と感心したりして、それぞれの人に、それぞれの人生があるんやなぁと考えるのが面白いです。

人間の顔ってその人の生き様が現れるとよう言いますが、人の体もそうなんちゃうかなぁと思います。その人のことをこれっぽっちも知りませんが、なんとなく、わかるような気がしてくるんです。

それに、浴室や脱衣場で知り合い同士、友人同士が喋っている会話ー健康のこと、家庭の悩み、恋愛相談、子供の育て方ー、裸だからこそできる会話に聞き耳を立ててしまします。

以前は銭湯が町のサロンの役割を果たしていたそうですね。

そういえば、小学生の頃、友達と、友達のお母さんと銭湯に行った際、脱衣場のベビーベットで泣いていた知らない赤ちゃんを、友達のお母さんがあやしていたのを思い出しました。なんとなくつながっているそう言う空気がありました。

着ていたものをすべて脱ぎ丸腰で湯船につかるはずなのに、逆に人間の生活や生き様が見えるのが銭湯の魅力の一つなのかもしれないわぁと、ぼんやり思いながらこれから魅力的な銭湯を紹介していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

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月亭天使さんのコラムにご感想をお寄せください。猫と銭湯に関するリクエストも大歓迎!「うちの銭湯に来てほしい」というお声もOK。一緒に月亭天使さんを盛り上げていきましょう。

月亭天使さんはTwitter(https://twitter.com/tsukiteitenshi)も随時更新中。こちらも要チェックです!

執筆者
月亭天使

大阪府豊中市出身
平成22年2月 月亭八天(現・七代目月亭文都)に入門
大学卒業後、出版社勤務や繁昌亭アルバイト勤務を経て落語家に。人間国宝・桂米朝、初の玄孫弟子として話題となった。
新作落語や古典落語の改作等を手掛けるだけでなく、門真市市民ミュージカル『蓮の夜の夢』『夢、ひとつぶ』では脚本と出演、平成28年度豊中市公共ホール演劇ネットワーク事業『演出家だらけの青木さんちの奥さん』への出演等、幅広く活躍中である。

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