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ASIAN KUNG-FU GENERATION~優々の音楽AtoZ~桂優々

桂優々

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音楽に背中を押されたことは、誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか。桂優々さんもその一人で。彼の原動力が音楽と称しても過言ではありません。

今回は浪人時代に多大な影響を与えたアジアンカンフージェネレーションにまつわるエピソードについてつづっていただきました。どの曲が優々さんを突き動かしたのでしょか。お楽しみください!

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ASIAN KUNG-FU GENERATION

2004年のある日、なんと無しにテレビを見ていたら、軽快な音楽が流れてきた。

スズキ「チョイノリ」のCM、流れていた曲はASIAN KUNG-FU GENERATIONの『ループ&ループ』、これが私とアジカンの初めての出会いだった。

当時の私は浪人生でほぼ毎日京都の予備校に電車と地下鉄で片道一時間半かけて通っていた。電車の中はMDプレイヤーで流行歌を聞いていた。

音楽のジャンルにこれと言ったこだわりはなく、何となく流行ってる曲を一通り網羅して、後はなんとなく好きな歌手を長めに聴くくらい。

そんな中たった15秒で心を掴むメロディーがテレビから流れてきた。

早速曲を調べてお金がなく買えなかったものの近くのレンタルショップでCD借りた。この時にASIAN KUNG-FU GENERATION(以下アジカン)を認識した。

そしついでに浪人生の私はGENERATIONと言う単語のスペルと意味も覚えられた。

しばらく歳月が経ちまたテレビを見ているとアニメ、鋼の錬金術師のオープニング曲が変わった。アニメと連動してとても格好良かった。

誰かと字幕を見たら、アジカンの『リライト』。

ループ&ループとは全然違う曲調にまた驚き、またCDを買う余裕はなく、レンタルした。

暫くしてこの二曲が入ったアルバム『ソルファ』が発売される。買いたかったがやはりお金がなく再びレンタル。

MDに落としてそこからはほとんど電車の中は『ソルファ』と後に書くであろうサンボマスターばっかり聞いていた。

ただ当時はアジカンと言うアーティストが熱狂的に好きになったからずっと聴いていたかというとそうではない。

新鮮だった。

当時18年生きてきた中で自分の知らない音楽に興味が湧きずっと『ソルファ』と言うアルバムを聴き続けた、と言うのが正しい。


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完全にどハマりしたのはいつだったか自分でも定かではない。

しかし二回生の頃にはレンタルしていたアルバムを買っていたし、人生で初めてお金を払って大阪城ホールまでライブを見に行った。

そこから同じツアーに何度も行ったり、アジカンが出るライブは必ずチェックしている。アジカンが出るライブのチケットはほぼ外した事がない。

そんなアジカンがなぜここまで私に影響を及ぼしたかと言うと、やっぱり歌詞にある。

例えば最初に出てきた『ループ&ループ』

大学時代、教員が向いてないと悟った三回生の夏。当時はそれくらいから就活を始めなければいけなくならなく、

「ここの面接受けるけど、この会社入って何がしたい?そもそもそんなんで続けられるんか?」

そんな自問自答しながら履歴書を書いている時、この曲が流れてきた。

右手に白い紙

理由なき僕の絵を描いた途中で投げ出すその光る明日を

左手汚して

名もなき君の絵を描いた宇宙で出会ったその光る明日を

作詞・作曲:後藤正文、ASIAN KUNG-FU GENERATION『ループ&ループ』より引用

今までなし何の気無しに聴いていたこの歌詞の『白い紙』が目の前の履歴書に、左手が何度も下書きをして汚れていた自分の手とシンクロした。

「俺は何がしたい?何が好きや?人間いつか死ぬ。いつか死ぬなら好きな事しながら死にたい。それは今ならなんや?落語!」

そして『羅針盤』と言う曲がさらに私の背中を押す。

情熱の羅針盤は未来をいつも指している

ほつれる蜘蛛の糸 切れそうでもつたっていく

消えないで灯 未来をいつも指していて

嗚呼、君のその針は

未来、希望を指している

作詞:後藤正文、作曲:後藤正文/山田貴洋、ASIAN KUNG-FU GENERATION『羅針盤』より引用

これらの歌詞に背中を押され、噺家になろうと決意しました。

それから、アジカンには歌詞や行動も影響を受けています。

ここにもっと歌詞を載せて細部に書きたいですが、今日はここまで。

ちなみに私のコラム「A to Z」もアジカンのボーカル後藤さんが出した連載、書籍化された本のイメージで作りたいと、このコラムが始まったのです。

桂優々オススメのアルバム『ワールド ワールド ワールド』


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次回はB。

どんな言葉が出てきて、私が影響されたのでしょう。

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