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5W1Hを起承転結に~自分でもコラムを書こう:寄席つむぎ運営部

コラムの書き方

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文章の基本は起承転結です。でも、なにを起承転結に書けば良いか分からないというお声もちらほら聞こえてきます。一体何が「起」で「承」なのか。

今回はそのような方に向けて、基本的な起承転結に書くべき【5W1H】についてお伝えしていきます。これを抑えておけば、文章だけでなくスピーチも楽になりますよ。

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5W1Hとはなにか?

ビジネス用語の5W1H。情報伝達に必要なものの頭文字をとって、こう呼ばれています。

When:いつ

Where:どこで

Who:誰が

What:何を

Why:なぜ

How:どうやって

こうやってあげてみると、どこかで聞いたことのあるものだと思います。これらを全て含んだ文章はとても伝わりやすいものになります。ぜひ覚えてください。

現在、7W1Hや6W2Hも出現してきていますが、基本は5W1Hです。こちらでカッチリとした文章が書けるようになったら、次のステップとして7W1H等に挑戦してみましょう。

日記や旅行記など個人的な体験を文章にするなら、5W1Hに1~2Tを付け加えてください。Tとは、Thoutht(感想)です。登場人物の数によってTが2や3になっても面白いですよ。

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5W1Hを起承転結に振り分ける

ビジネス向けの文章でしたら、以下の振り分けが一般的です。部下への指示もこの形で行うと、理解してもらいやすくなりますよ。すべてテーマに対しての「5W1H」です。

起:いつ、どこで、誰が

承:何を

転:なぜ

結:どうやって

読ませる文章であるなら、ちょっとひねりを入れたいもの。例えば、旅行記。感想(T)も入れ込んでいきましょう。起承転結もそのままの形でなく、「転」から始めてみましょうか。

転:感想1

起:(感想1のできごとが)いつ、どこで、誰が

承:何を

転:なぜ、どうやって

結:感想2

Thoutht(感想)は個人的な経験をつづる場合に必要です。これがあるだけで、文章に奥行ができ読者に共感してもらいやすくなります。

ただ、ガチガチに全部を入れ込むことを考えず、文章の背景が分かればOKぐらいの気持ちで書き始めてください。

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例文(転起承転結=5W1H2Tの場合)

タイトル:現代の天の岩戸(タイトル文字数のぞき640文字)

テーマ:避暑のためネカフェに行ったら死にかけた

想定読者:寄席つむぎ読者(40代~50代の男女)

「この暑さをどないかしてくれ!」(感想1)

思わず叫んでしまった。セミの声も聞こえない自室、ふと温度計に目をやると39度と表示されている。これはタンパク質が固まる温度ではないか。私がゆで卵になってしまう。(いつ、どこで、誰が)

そこで私は、ネカフェに行くことにした。「ネカフェ難民」なんて言葉もあり、あまり良いイメージはないものの仕方がない。もちろん、お金がかかるのも痛い。それでも、ネカフェなら涼しい上にジュース飲み放題。なんとソフトクリームまで食べ放題とは恐れ入った。もちろんパソコンもあって、仕事もできる。(何を)

さあこれでバリバリに作業がはかどると思いきや、こはいかに。ネカフェに到着するやいなや、激しいめまいに襲われた。そして吐き気と腹下しまで加わったのだからたまらない。そう、熱中症である。(なぜ)

涼しいところへ移動しようとしても、その道中太陽は容赦なく照らし続ける。そして、人間を破壊する。誰にも文句を言いようがなく、ただ歯を食いしばるのみだ。(どうなった)

いや、文句を言う相手はいる。日本の最高神である天照大神だ。彼女は太陽の神のはず。なぜこのような試練を日本人に与えるのだろうか。天照大神よ、我々日本人と共にあると思うのであれば、多少手加減をしてくれ。さもなくば、今度は我々がオマエを天の岩戸にぶっこむぞ。(感想2)

そんなことを叫んだとしても当然届くはずもなく、ネカフェで追加料金を払って水シャワーを浴びるしかなかった。シャワー後のソフトクリームは、火照った体にすうっとしみ込んだ。そして、現代の天の岩戸であるネカフェで静かに作業をした。(まとめ)

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例文解説

上に挙げた例文は、原稿用紙1枚半です。スピーチだと約2分。短い中に起承転結、5W1H2Tを入れ込みました。

例文に「いつ」の具体的な数字は入れていません。これは、「セミの声も聞こえない」と「温度計の38度」でじゅうぶん真夏だと分かるからです。同じような例に、川端康成の有名な小説『雪国』があります。

トンネルを抜けるとそこは雪国だった

川端康成著『雪国』冒頭より

これだけで季節も場所も分かるのですから、すごいものです。さすがノーベル文学賞。

このように「いつ」「どこで」というものを具体的に示さず、他のもので暗に伝える方が上手く見えます。参考になるのは、俳句の季語集です。ちょっとした空き時間に眺めるだけでも勉強になりますよ。

それでも全部暗に伝えていては、読者が困ります。今回の例文では、具体的に想像ができるものとして「温度計の38度」を入れています。このように一部分は数字や固有名詞で具体的に説明することも大切です。

とりあえず書いて、多くの人に見てもらおう

今回は5W1Hについてお伝えしました。これを読むだけでなく、ぜひご自身で書いてみてください。短い文章で構いません。どんどん書いて、多くの人に見てもらってください。そして、感想を聞きましょう。

その感想があなたの腕を磨いてくれるやすりです。木材はやすりをかけない限り、ただの有機物に過ぎません。やすりや鉋をかけることにより、様々な形になっていきます。文章も同じです。

楽しく文章を書いて、腕を上げていきましょうね。

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