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04 Limited Sazabys~優々の音楽AtoZ:桂優々

桂優々

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人にはそれぞれ泣き曲があるのではないでしょうか。桂優々さんの泣き曲は04 Limited Sazabysの曲だったそう。つらい時に思いっきり泣くと、あとでスッキリしますよね。では、04 Limited Sazabysの曲が桂優々さんの泣き曲になった理由とは。それは…。

つらい経験は涙で洗い流す。桂優々さんの音楽とともにある半生、お楽しみください。

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04 Limited Sazabys

04 Limited Sazabys「Letter」(Official Music Video)

あんなに通じ合ったのに 路頭に彷徨い途方に暮れる 今でも思い出す温もり

作詞・作曲:GEN、04 Limited Sazabya『letter』より引用

その日の私は傷ついていた。
傷ついていたなんて軽いものではない。
酷く傷心していた。
原因はシンプルに失恋だった。

大学も卒業し、噺家になりそれなりに経験も積んでいた。
30代に突入した事もあり、
「いい加減結婚したいな。」
と思っていたがどうも波長が合わないというか、積極的に結婚に向かって進みたい相手が数年見つかっていなかった。

結婚願望は昔から強い方だ。
中学卒業時のプランでは二十歳で学生結婚、二十三歳で第一子、その後三年おきに第二子、第三子と子供を作り、三十歳で三児の父で、地元の高校で先生として働いてる、そんな青写真を思い浮かべていた。


現実と自分の顔面偏差値を正確に捉えてない中坊の考えである。
大学時代、付き合っていた人はいたが、もちろん上記の予定通り行くはずもなく、先生に向いてないと悟り、教職も諦め噺家に。
その後、付き合いはするが結婚したいと思う相手が一人も出てこなかった。

学生まで付き合った人は全員、結婚を意識したが、噺家になってから結婚したいと思った人は出てこなかった。
その事を学生時代の友達に相談したら、
「当たり前やん。もう学生時分のエネルギーでは動かれへんねんで。恋愛も学生の時の熱量はないねんから。」
そっか、これが歳を取る事の一つなのかと残念に思う反面、いや俺はまだそれくらいのエネルギーはあるはずと思い過ごしていたある日、Aさんに出会った。

Aさんの最初の印象は、可愛いらしい人やなと思った。
色々話してるうちに芯も強く、男勝りな一面がある一方、女性らしいところもしっかりあり、話をしていて落ち着くのが印象的だった。
そして何より私が学生時代の熱量を受け入れてくれた。
だからAさんと付き合ってるうちに自然と結婚を意識していた。

ただ別れは突然。
ある日、一方的にふられたのである。
理由を聞いても教えてくれない。

このエネルギーがしんどくなったのか、私の他の何かが原因か、それはわからない。
それはそれは酷く落ち込んだ。

わかりやすく、外でやけ酒を飲み、家でも飲む。
YouTubeでなんとなく気を紛らすために色んなアーティストの曲を聴いていた。
その時流れてきたのが、文章冒頭の04 Limited Sazabys (以下フォーリミ)の「Letter」と言う曲だ。

アーティストを好きになるタイミングは、それぞれ違う。
テレビやYouTubeで曲を聴いたり、CDショップでたまたま見つけたり、アジカンの様に自分の背中を押してくれたり。

フォーリミは以前から知っていた。
きっかけは何かのフェスで見て、
「カッコいいな曲演奏するな。そして最前列で踊ってる年齢層若いな。これからのバンドなんやろうな。」
と言う印象で、これからのバンドと思ったので30近い私みたいな人は共感できる部分が少ないのではと思いこんだ。
エルレの時のように先入観で決めつける私の悪い癖である。
歌詞はあまり深読みせず、よくライブでやる曲のメロディーだけをを聴いていた。
単独ライブは行かんやろうけど、フェスいけば数曲それで楽しく踊れるから。

それくらいの浅いフォーリミ知識の時に、この歌詞が傷心中の私に突き刺さった。
酔いも手伝って、涙が止まらなかった。
曲が終わったらまた最初から聴いて、泣く。
曲が終わったらまた最初から聴いて、泣く。
曲が終わったらまt(略)。
繰り返しである。

その日は何時に寝たか覚えてないが、気づけば朝だった。
もちろんふられた事、フォーリミの曲で涙した事は夢ではない、机の上にあるチューハイの缶と、涙で濡れたティッシュの山が物語っていた。
二日酔いの中、シャワーを浴びてスッキリしたところでもう一度、この曲を聴いてみる。
どうやら酔いは関係なかったようで、また涙が溢れてきた。
そして傷心をフォーリミの色んな曲が救ってくれた。
そこからフォーリミが好きになった。
フォーリミに関係なく、きっかけ次第で色んなアーティストを好きになるもんだなと思った。

そしてエネルギーでも付き合って結婚できる人はいると思わせてくれたAさん、ありがとう。

ちなみにこのフォーリミの「Letter」と言う曲を後日、調べていくと失恋の曲ではなく、作詞作曲をしているボーカルのGENさんが制作に追われていたために、夏を楽しむ事ができなかった悲しみの感情を歌っているのだそう。

本来の意味とは違うにしろ、傷心の傷を癒してくれたフォーリミにも、ありがとう。
またライブやフェスで見れる日を楽しみにしてます。

桂優々オススメの一枚
「SOIL」

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桂優々さんの音楽とともにある半生へのご感想をお待ちしています。あなたの人生の転機にあった曲も教えていただけると嬉しいです。歌は世につれ世は歌につれと申します。きっとあなたの人生のどこかの時代を彩った曲があるはずです。

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