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行く人来る人~マグナム小林の二死満塁!:マグナム小林

マグナム小林

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今年もシーズンが終わりました。
シーズンが終わると選手たちの戦力外、引退が出てきます。
野球ファンには寂しい季節に、マグナム先生は何を思い何を語るのか?
選手の思い出と共にお楽しみください。

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行く人来る人

今年も多くの戦力外、引退選手が出た。
引退選手の中で岩隈久志、吉見一起は非常に似たような経緯を辿った。入団当初から二人とも肩に爆弾を抱え、2年目までは、恐る恐るという感じだった。肩の故障はちょこちょこ出ながらも3年目くらいから活躍を始め、5年目にはエースとなった。
全盛期は二人とも針の穴を通すようなコントロールを武器にしていた。捕手のミットがほとんど動かなかった。

しかし、肩の故障などでストレートに衰えが出始めると得意の制球力にも陰りが見えてくる。ストレートが衰えるとよりコーナーを狙うようになり、ボールが多くなり、ストライクを取りに行ったところを打たれてしまう。

制球力の正確さといっても、それはストレートの威力があって初めて成り立つものである。北別府さんや桑田さんの晩年もそうだった。
むしろ、肩に爆弾を抱えながら、よくぞここまでという気がする。同じ問題を抱えた投手の励みになると思う。

藤川球児と五十嵐も似たような経緯を辿った。
先発として芽が出ず、リリーフ適性を見出されてから素質が開花。その後はストレートを武器に無双の活躍をした。
そしてメジャーに行くのだが、壁に当たる。
二人とも、ストレート以外にこれという変化球がないために苦戦する。その上、滑るメジャー球はスピンをよりかける投手には不利な部分が多く、肘を故障してしまった。上原や平野のように成功する人もいるが、失敗する例の方が多い。
メジャーに行く前のWBCなどでもあまり活躍出来ていなかったから、心配な部分はあったが・・・

しかし、日本に帰ってきてから不死鳥のように甦ったのには驚かされた。
しかも技巧派に転向する訳でなく、速球派として。もちろん、全盛期に比べてスピードは落ちたし、変化球も多用するが、40歳前でも150キロ近いストレートを投げるのは凄いとしか言いようがない。
まさに生きるレジェンド!

最後にマリーンズの内。

今まで挙げた投手に比べれば実績は劣るかもしれないが、数多くの故障から何度もはい上がってきた姿は心を打った。2010年の下剋上では欠かせない存在だった。
今年は二軍でもあまり良くなく、戦力外と発表された時は仕方ないかなと思った。しかし、本人はまだ現役に拘るという。
ならばもう一度這い上がってくる姿を見せて欲しい。
どこの球団に行っても応援する。

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