マグナム小林先生が3月に予想した順位予想とはうってかわり、現在の首位は阪神タイガース。『寄席つむぎ』読者は大阪市の方が多いので、阪神タイガースファンの方も多いでしょう。嬉しい誤算ですね。(他、千葉ロッテマリーンズファンも読者に多いようです)
このまま阪神タイガースが逃げ切るか?それとも大番狂わせがあるのか?現時点での強さについて、マグナム小林先生が分析してくださいました。これなら優勝しちゃうかも?!お楽しみください!
阪神。独走!
阪神の独走はある程度、予想してた。
順位予想で広島優勝と言ってたじゃないかと言われるかもしれない。しかし、戦力的に整っていて、評論家も阪神を推す人が多かったので、それでは面白くないという理由もあって敢えて外しただけ。まあ、広島だって戦力は整ってるはずなんだけど。
投手陣に関しては去年からセ・リーグではNo.1だと思っていた。先発は、西、青柳、秋山、藤浪といるのに加え、今年はチェンが加わり、ガンケルも好調と6枚揃ってる。巨人ですら、6枚は揃えられない。
リリーフ陣もスアレスがクローザーでいて、岩崎、岩貞、馬場など豊富な中継ぎ陣もいる。
問題は打線だった。
今年、好調なのはマルテ、サンズの二人の勝負強さによるところが大きい。彼らがここ一番で打ってるおかげで、大山や佐藤の負担が減り、のびのび打つ事が出来る。そもそもマルテとサンズも去年まではここまで勝負強くなかった。彼らが日本人投手の投球バターンに慣れた事が大きいと思う。
あとは、彼らは守備に難があるため、なかなか守備位置を固定出来なかったが、ようやく首脳陣も適正を掴んで固定する事が出来た。去年はボーアを引っ張り過ぎたというのもあるけど。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マルテやサンズが早い回に打って先制点が取れるようになり、試合を進める上で流れも良くなった。去年まではどうしても追いかける展開になる事が多かった。そうなると投手も余計なプレッシャーがかかり、失点するという悪循環になっていた。
正直、マルテやサンズ抜きで大山や佐藤が今のように打てるかと言われたら、まだ疑問符がつく。マルテやサンズもこれから研究され、打てなくなる時期が来るだろう。その時がチームの正念場だと思う。
今年はコロナの問題もあり、外国人選手の入国が出来るか出来ないかも、大きく順位に関わってきた。DeNAのように誰も来られないというチームもあった中、外国人選手を確保出来たのはフロントの勝利と言える。マルテやサンズはもちろん、スアレスやガンケルがいなければ、今の順位は間違いなくなかった。
外国人の力量にチームの浮沈がかかるのは、あまりよろしい事ではない。それってギャンブルみたいなものだから。それで随分、阪神も苦しめられてきたし。大山や佐藤、藤浪あたりがチームの柱になれれば、常勝チームを作れると思う。
大山に関して言えば、あともう少しってところまで来てると思うので、今後に期待したい。