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日本の野球は捕手で決まる~マグナム小林の二死満塁!:マグナム小林

マグナム小林

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野球の華といえばエースで四番。しかし、勝敗の行方を決める存在は、マグナム小林先生は捕手だと考えておられるのだそう。その理由は…?

今回は、かつて大活躍された捕手を例にあげ、どれだけ試合に貢献しているかを考察していきます。マグナム小林先生の深い知識と愛情が垣間見えるますよ。じっくりお読みください。

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日本の野球は捕手で決まる

日本の投手の配球はほぼ捕手が決めてると言っていい。メジャーは、基本的には投手が投げたい球を投げている。今はピッチクロックの影響で捕手からのサインに首を振る時間がないので、機械を使ってサインを出している投手もいるようだ。城島がメジャーに行った時もその辺りの考え方の違いで投手との関係がうまくいかなかった。山本のように捕手のサインで投げている投手もいるが。


日本は、後に大監督になられた野村さん、森さんが現役捕手の時代から配球に対して多く語られるようになった。野村さんが南海時代、そしてその弟子にあたる古田が現役時代に自チームの投手に「ストライクさえ入れてくれれば、あとは俺が何とかする。」と言ったとか。実際、野村さんがいた1977年と退団した1978年では、チーム防御率が3.15から4.01、防御率の順位も1位から6位になった。古田がフル出場した1993年と半分しか出られなかった1994年では、3.20から4.05、1位から5位になっている。

もちろん、その年の投手の調子にもよるだろうから、一概に捕手のリードだけとは言わないが、1試合の平均失点が1点変わってしまう。成績が下がれば投手の給料も下がる。捕手のリードは投手の給料にも関わってくる。それだけに投手としても捕手が誰でもいいとは言えない。


元ベイスターズ監督のラミレスも日本に来て投手毎に配球を研究するだけでなく、捕手のリードを研究して活躍出来るようになったと言っていた。


今の捕手は、スローイング、キャッチング、フレーミング、ブレーキングなどは、30年くらい前とは比べ物にならないくらいレベルアップして、ほとんど差がなくなった。差が出るとすればリードしかなくなってきた。


リードというのは配球だけでなく、投手への気遣いなどの関係性も重要になる。投手が安心して投げられるというのが基本になる。この部分は若い捕手には不利だが、そこを我慢して使って良い捕手になる。


では捕手の防御率を出せばいいじゃないかと思われるかもしれないが、それもまた難しい。今は投手との相性で捕手を変える傾向がある。たとえば去年だとバファローズは山本由伸の時に若月がほとんどマスクを被っていた。そうすると必然的に若月の時の防御率は下がる。そうするとさらに、若月の場合、山本とそれ以外の時も調べなくてはならなくなる。


逆に今年のジャイアンツがそうだが、小林の時とそれ以外で防御率や勝率で如実に差が出る場合もある

なぜこんな事を書いたかというと、去年まで干されていたジャイアンツ小林が、阿部監督に代わって再評価された事による。捕手としての能力は、私は日本一と思っていたが、捕手らしからぬあまりにもあっさりした打撃が嫌われて原監督に冷遇されていた
。ただ、こと勝利という事を考えた時に、打てる大城と守れる小林でどちらがチームへの貢献度が高いか考えた時に、私は小林のような気がする。

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