家からアイドルを応援するファンのことを「在宅組」と呼ぶのをご存知でしょうか。露の眞さんもこの「在宅組」でした。でも、あることがきっかけで現場でアイドル達を応援したいと思うように。(そのいきさつはコチラから)
思い切って現場に飛び込んだ眞さんが感じたことは、ご自身の仕事への取り組み方だったようです。落語哲学にも通じる露の眞さんの≪アイドル愛≫、じっくりお読みください!
「近畿十番勝負2019」&「I’m ready」
「在宅組」からの殻を破った。その後の行動は早かったです。
NMB48は「近畿十番勝負2019」というコンサート、山本彩さんは「I’m ready」というライブがその時申し込めました。
が、落語会の感覚でいた私は甘かった。山本彩さんはファンクラブから大阪公演を申し込みましたが見事に落選!再度一般で申し込んでも落選!NMB48も落選祭り!
チームN・M・BⅡのチケットはゲットできましたが、研究生コンサートは落選!
まず『チケットを入手する』事が難しいんです。私の会とは大違い。(がんばります)
諦めかけていた山本彩さんのライブは、ファンの方が「名古屋ならまだ行けるかもしれません」と教えてくださりました。なんて優しいんでしょう…!
「ファンは鏡」と言いますが、山本彩さんもNMB48もファンの方々は素敵な方ばかりです。
スケジュールが若干カツカツでしたが、「次がくる保証はない」と思い、申し込みました。(現に今コロナでコンサートに行けなくなってますしね…)
これで無事、コンサートチケット4枚ゲットできたわけです。
どれも2019年4月開催。
私の初めての独演会も4月でしたが、独演会の前後にコンサートに行きまくるというハチャメチャぶり。
でも結果、良い刺激となり独演会も全力で臨めました。心の活力って大事。
さてさて初めてのコンサート。何も知らないまま飛び込んでアタフタするのは嫌なので、前もって調べる事にしたんです。幸い、今は文明の発達でネットである程度まで調べる事ができます。
「NMB コンサート 入場の流れ」
「ライブハウス 入場方法」
私にとっては未知の世界。徹底的に調べておかねばなりません。
調べてわかったのが、NMB48は「手荷物検査」があるという事。これが危なかった。仕事の後に行く予定で、着物が入ったリュックで行くつもりやったんです。
それをもし手荷物検査されてたら……私の汗ばんだ着物や○○が晒される危険性が!恥ずかし過ぎる!コンサートでは前もってコインロッカー等に荷物を入れるんですね。それすら知らなかった私。
調べておいたおかげで入場もスムーズにできました。緊張しましたが入場してみると肩透かしくらった感じ。思ってたよりもはるかに簡単です。
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コンサートは実に楽しかった!!
NMBも山本彩さんもかなり後ろの方で、「見えへんやん!」と思ったのは始めだけ。いざ、開演すると「同じ空間で同じ時間を共有してる…」とうっとり。
それにプラスして「本当に私と同じ世界にこの人達は存在するんや」という謎の感動も湧いてきました。
初めてのNMB48のコンサート。映像やと映っている所しか視られないけど、生だと当然隅々まで観れます。
そこで感じたのが、どのメンバーの方も『どの位置であっても、自分に与えられた場所で、全力で表現している』という事。大人数ですが、一人一人みんなが個性を出してファンの方に全力アピールしています。
これにはとても考えさせられました。
師匠方によって考えは異なりますが、寄席の順番には役割というものがあります。とにかく自分が目立てば良い、という訳ではないんです。ただ私はその役割を言い訳に逃げていなかったか、と。「今日はこの位置の出番やから…」言うて。
そして逃げた挙げ句。力不足が故、何の役割すら果たせず悔しい思いをする事がたくさんありました。『与えられた場所で全力で表現する』これは大きく気づかされた事です。
当たり前のような事でも、それを実際にやるのは結構難しい。
そんな事を考えながら観ていると、なんとサプライズ演出でメンバーの方が三階席に現れたんです!油断してました!私のすぐ近くに!ビックリしすぎて、この世のものとは思えない顔をしてしまいました。
チームMコンサートには当時研究生のわかぽん(安部若菜さん)も出演されてました。念願の初わかぽんです!!
ただ、これまたサプライズ演出で後方席にきてくれたんですが…なぜか咄嗟に隠れてしまいました。何してんねん、私。
山本彩さんのライブに至っては、生声聴いた時点で泡吹きそうに。うっとりしすぎて一瞬でライブが終わった感覚です。
近くで観てしまったらどうなるんやろう…。
その不安(?)は後々的中してしまいます。