待ちに待った山本彩さんの新曲『愛なんていらない』が公開されました。山本彩さんの大ファンの露の眞さんは、じっくり『愛なんていらない』を聴き込みます。そして、露の眞さんはこんなことを感じたよう。
つい強がってしまう人には共感しかないコラムです。今回も露の眞さんの山本彩さと落語への熱い想いが詰まっています。お楽しみください!
『愛なんていらない』
今日は誰も興味のない(!?)私の恋愛観について語ろうではありませんか。
というのは嘘ですが、我らが山本彩様の新曲『愛なんていらない』が公開されました。
待ってたぜ!!
この曲はモスバーガーのCMタイアップ!
なんとご本人も出演です!!同じ物が食べたくて(ファン心理ですよね)、すぐ買いにいったのは言うまでもない。
(『愛なんていらない』山本彩、作詞作曲・山本彩)
今回もご本人作詞作曲です。
あぁ、なんだか泣ける。
私と彩様とでは比べるのもおこがましいほど…環境は違います。
私はどちらかと言うと、
センター候補!期待の若手!とは程遠いポジションを歩んできました。(すべては力不足が故)
同期や後輩が「新進気鋭!若手落語家の会」にどんどん出演していく中、
私が呼んで頂いた会は「上方異色落語家の会」でしたから。。(逆に光栄でしたよ!)
だから私はそういう人の気持ちは痛いほどわかるし、そうじゃない人の気持ちはわかりません。
だからこそ、そうじゃない人の気持ちを「あなたは〇〇やから幸せやん」と決めつけるのも好きではありません。
いてはるじゃないですか?
例えば、
・〇〇さんは独身やから気楽でええやん
・〇〇さんは結婚してるからええやん
とか
・落語家は漫才師よりも苦労が少なくてええやん
・女は結婚したら旦那の稼ぎで暮らせるからええやん
とか。
世の中「〇〇やからええやん」で溢れてます。
自分と立場が違う人に対して、勝手に感情を決めつけるのは浅はか過ぎる。
その立場にならないとわからない気持ちもありますから。
さや姉はNMB48結成当初からキャプテンに抜擢。センターポジションの常連。
表面だけでは「輝かしい経歴」かもしれませんが、その裏では苦しい想いも常にあったはずです。私が想像できないような壮絶なプレッシャーも。
さや姉の事が知りたくて、エッセイを読んだんです。
この本にはNMB48に入ってからの苦悩や、さらに入るまでの挫折にも触れてはります。
私はこの本で思いました、順風満帆な人なんておらへんのやなて。
アイドルって一見キラキラしてるように見えるでしょう?スポットライトに大歓声、みんなの憧れ。
私も昔はそう思ってました。私とは別次元の方々やと。
心無い方の「アイドルはええな、みんなからチヤホヤされて」なんて言葉も耳にした事があります。でもそうではないんですよね。
みんな我々と同じ人間。
凹む時もあるし、悔しい事や辛い時だってあるし、傷もたくさん負っている。同じように傷つく。
それでも、今日も私たちを笑顔にしてくれます。
特に48グループでは選挙など、競い合わなきゃいけない機会が常にありますから…。
その内心を想像すると…敬意しかありません。
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自分の話に少しなりますが、
私が落語家になってからは友達や家族に悩みを打ち明けられなくなりました。
「芸能界」とはまた別種類の、非常に特殊な世界であり、一般常識では理解し難いらしいです。これが意外とけっこう孤独です。
こんな私でも孤独と思う事があるから、
著名人の方々はどれだけの孤独と闘っているんでしょうか。最近そういう哀しいニュースが多くて考えてしまいます。
アイドルや彩さまも。
新曲『愛なんていらない』。
強い人だと思われること
嫌いな訳じゃなかったけど
気付けばもたれかかれる背中が
どこにもなかった
作詞作曲・山本彩、山本彩『愛なんていらない』
そんな想いが少しだけ覗けた気がしました。
どの曲の歌詞全部が実体験ってわけではないでしょうけど…。
でもこの曲、どこかとても心強い。
彩さまが歌うからこそ更にそう感じます。
自分が抱いていた感情を優しく肯定してくれるような…ほんまに素敵な歌。
生で早く聴きたいなあ!
楽しみです!