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アンケートご協力のお礼:ふじかわ陽子

運営からの連絡帳
第2回寄席つむぎ落語会 8月16日(月)in門戸寄席 J:SPACE

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11月15日から開始しましたアンケートにご協力いただき、誠に有難うございます。現在、約50名の方にご協力いただきました。こちらのアンケートを参考に、今後の『寄席つむぎ』を運営してまいります。

今回は今一度、『寄席つむぎ』の設立目的と来年以降の活動予定についてお話していこうと思います。少しの時間、お付き合いを願います。

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コロナ以前から演芸界は変化をしていた

現在、コロナにより演芸界を取り巻く環境は大きく変わってきています。これ以前の大きな変化は、上方では天満天神繁昌亭の誕生です。ホームグラウンドない中、寄席芸人さんたちは頑張ってきました。繁昌亭以前以後では、明確に客層も変わってきています。

そして、寄席芸人を志す入門志願者の性質も変化しています。50年前は中学や高校を卒業してすぐの若者がほとんどでしたが、現在は他の仕事を経験してから30代で入門される方も少なくありません。一昔前では、大卒で入門してくる人が珍しかったのに。

入門志願者の性質が変わると、楽屋の雰囲気も客層も徐々に変化してきます。その変化をリアルタイムで感じられる方は、少数だと思います。大幅に変わってやっと「前と違う」と気付くはずです。

私はこのグラデーションの部分も重要だと考えています。

100年先だけでなく、10年後といった近い未来のためにも必要なのです。グラデーションの詳細が分かっていれば、軌道修正も容易になるでしょう。近い未来でも、必ず困難な出来事は起こります。その時のための「転ばぬ先の杖」も、『寄席つむぎ』だと私は考えています。

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寄席芸人さんの言葉がグラデーションの一色になる

では、グラデーションをどう遺すかというと、なるべく多くの寄席芸人さんに言葉をつむいでいただく外ありません。今回のアンケートで回答者さんに挙げていただいた寄席芸人さんを中心に、これから依頼をしていきます。ただ、すでに断られている方もいますのでご了承ください。

多くの言葉が必要な理由は、人によって見える面が違うからです。同じ出来事を経験しても、別々の人が同じ感情を抱いているとは限りません。それを遺すことで、未来の人が多角的に考察ができるのです。

私が資料作成にこだわる理由は、私の両親にあります。父は理学博士で、母は国文学研究を行っていました。父は研究室にこもり基礎研究の日々、母は20代を盆踊り口説きの採集に費やします。気の遠くなるほど小さなことの積み重ねです。この両親の背中を見て育った私は、これが当たり前だと感じていました。

しかし、社会に出て分かります。「そんな面倒なことをやる奴なんか少数」ということが。

じゃあ私はその少数になろうと考え、『寄席つむぎ』の前身を20代中ごろから構想していました。人間に永遠の命を持たせることは不可能でも、言葉を永遠に遺すことは出来る。そう信じ、私は言葉にこだわって生きてきました。

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『寄席つむぎ』はエンタメを装った資料作成

開始当初から『寄席つむぎ』をお読みいただいている方はご存知かと思いますが、『寄席つむぎ』は100年先の演芸資料作成のために設立されました。今を生きる寄席芸人の息遣いを未来に送る、それが目的です。

ただ、歴史資料としては、個人の経験は軽視されます。どうしても思い込みの部分が出てくるため、正確な資料としては採用されにくいからです。

しかし、それが大規模な調査のきっかけになることは往々にしてあるのです。遺しておかなければ、そのきっかけすら生まれません。未来の基礎研究のためには、より多くの経験を言葉にして遺しておく必要があります。

より多く遺すためには、より多くの方に『寄席つむぎ』を知っていただく必要もあります。言葉を遺す寄席芸人さんだけでなく、客席の皆さん、演芸を研究している方々、多くの方です。

お願いがあります。『寄席つむぎ』宣伝にご協力ください。私個人の力では限界があります。読者であるあなたの力をお貸しいただけないでしょうか。

宣伝方法は、ご家族やご友人との会話に出していただくだけでも結構です。チラシを色んな所に撒くといった大がかりなことでなく、小さなことを積み上げていっていただければ有難いです。

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令和3年はインターネットを飛び出します

この『寄席つむぎ』は、現在インターネットだけの活動です。これが令和3年1月から、トークメインの「お茶会」と本芸メインの「落語会」の2つの会を開催します。落語会の方は公開収録のライブ配信です。第1回は1月16日、笑福亭里光師匠と桂小梅さんにお願いしています。

一方「お茶会」は、読者交流会です。お師匠さん方にコラムに書ききれなかったお話や、コラムにちなんだネタをしていただきます。誰より「お茶会」を楽しみにしているのは、他ならない私自身です。ワクワクしています。

「お茶会」と銘打っているだけあって、お土産が付きます。コロナでなければ、その場で車座になってお喋りがしたいのですが、収束するまでお土産で失礼します。小さなお弁当を予定しています。美味しいですよ。

どちらの会も大阪市内ではありません。人が多い大阪市内を離れた方が、現地で楽しまれる方には安心だろうと考えました。乗り換えで人の多い場所を通る必要がありますが、ずっと人混みより良いはずです。

詳細は12月に発表させていただきます。

さあ、笑いましょう

正直なところ、運営は厳しいです。本業の広告作成がほぼ開店休業状態で、経済的な困窮は日々増してきています。加えて人手不足もあります。現在、私を含め3名で運営していますが、それぞれいっぱいいっぱいです。

どこまで耐えられるか分かりませんが、行けるところまで行こうと思います。

こうやって弱音を吐くのも、『寄席つむぎ』設立目的のもう一つである「経緯」の公開です。いずれ訪れる「結果」を彩るものになるでしょう。今の積み重ねが、未来ですから。

経済的には苦しいですが、病気で表に出られず誰とも会えなかった孤独な時間に比べるとずっと幸せな状態です。孤立していたあの頃の私に教えてあげたい。令和2年に再び仲間ができるよ、と。

私は笑っていきます。どうか読者であるあなたも、一緒に笑っていきましょう。笑う門には福来るは、医学的にも案外間違いではないようですし。

今後とも『寄席つむぎ』をよろしくお願いいたします。

(今回はオチがない。思いつかなかった。一週間考えたけど、無理だった)