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⑲ドラマ~師匠桂米朝と過ごした日々:桂米左

桂米左
第2回寄席つむぎ落語会 8月16日(月)in門戸寄席 J:SPACE

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上方落語家で初めて人間国宝に認定された桂米朝師匠。落語家としての活躍は、みなさんご存じのことでしょう。実は俳優としても活躍をされておられていたとのこと。こちらについて、お弟子さんである桂米左師匠に振り返っていただきました。

ドラマだけあって、俳優さんとの交流もあったとのこと。とても豪華な競演陣に、お供をされていた桂米左師匠はタジタジだったようです。お楽しみください!

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ドラマ

以前、師匠が声優をされた事を書きましたがドラマもちょいちょいございました。私は三度お付きで行っております。

内弟子の時、NHKの朝ドラで「いちばん太鼓」というのに出演されました。師匠の役は脚本・演出・主演を兼ねる人気劇団の座長「風間藤五郎」という役。

主演は岡野進一郎さんと、今や梨園最強の妻と言われている三田寛子さん。他の出演者も芦屋雁之助さん、渡辺美佐子さん、笑福亭仁鶴師匠…あと上原謙さん。あの銀幕のスター上原謙を間近で拝見し、あの銀幕のスター上原謙が目の前を歩いている、嬉しい感激の瞬間でした。

もう一つ嬉しかったのが楽屋の外のソファーで師匠と座って待っていると、十三代目片岡仁左衛門丈が歩いて来られた事。

この時もウワッ!松嶋屋さんが、大松嶋が歩いてると感激しました。

師匠に「師匠、仁左衛門先生です」と「えっ!」と言ってすぐに挨拶に行かれた。

主人公の結婚式の場面は一同が会し壮観でした。途中撮影が中断した時師匠は立ってはりましたが、師匠の前に元宝塚の初音礼子さんが立っておられた。出演者の中で最年長。その時師匠が脇から椅子を持って来て初音さんにそっと差し出しはりました。その動きが本当に自然で、気を遣うというのはこういう事なのかと勉強になりました。

二度目もNHK。沢田研二さん田中好子さんが主演の「ふたつの愛」というドラマ。

師匠の役は裁判長の役…なんかイメージにピッタリ。この時裁判長の左右に付く裁判官の役で兄弟子の米二兄と共に出して頂いた。但し台詞はなし。

撮影の合間に師匠が退屈したらアカンという事で…つまり師匠のお守り役。

裁判官の座るところは高くて手元も映らないので堂々と台本を置いてました。相談する振りをして台本を指して「今ここです」てな事を言うてました。

田中好子さん、ご存知キャンディーズのスーちゃん。

証言台で文書を読む時に

「老眼で見えな〜い」

と言いはりました…あのスーちゃんが。

ショックでした。けど可愛かった。

桂米左師匠提供、無断転載禁止

なぜか立ち上がる師匠。

師匠と撮る写真は珍しい。ましてやドラマ衣装で。22年前か〜、皆若い、宝物です。

三度目もこれまたNHK。これも「だんだん」という朝ドラ。「ふたりっ子」の三倉茉奈・佳奈さんが主演。師匠は元酪農家の役で奥さん役は正司照枝師匠。

平成21年2月14日、ロケ地隠岐島まで同行しました。

隠岐島でラストシーンを撮ればクランクアップ。明日で終わりという日美味しい隠岐の魚を頂き皆でワーワーと、私は師匠の隣でチビチビと。

その時出演者の伊武雅刀さんが挨拶に来られた。「伊武でございます」…あの低音のイケボを間近で聞いた。

師匠は「米朝です」と言うただけですか、私は「ウワッ!デスラー総統や、スネークマンショーや」と一人で喜んでおりました。

いろんな所へ行けたのも、いろんな方にお目にかかれたのも全て師匠のお陰です。

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次回予告

桂米左師匠の次回コラムは、12月20日を予定しています。どんなエピソードが飛び出すでしょうか。とても楽しみですね。


桂米左師匠はブログ(https://ameblo.jp/rice-left/)も随時更新中。米左師匠が日常で感じることをつづっておられます。要チェックです。