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一周年のお礼とご報告:寄席つむぎ代表 ふじかわ陽子

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令和2年6月1日にスタートした演芸ウエブマガジン『寄席つむぎ』は、今日でまるまる1周年。1年間続けてこられたのは、ひとえに読者であるあなたの支えがあったからこそです。

そして、忘れてはならないのが、ご執筆してくださっている芸人さんたちの力。演芸界を去らざるを得なかった私にお力添えをくださり、外の世界でも生きていける道筋を付けてくださいました。

今回はこのお礼とご報告をさせていただきます。

ご寄付のご報告

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お礼

この『寄席つむぎ』がスタートし、なんだかんだと色々な出来事がありました。十数年療養で引きこもっていた私が、多くの方と再会したり付き合いを再開させたり。私事ですが、これがとても大きな出来事でした。

また、現在私が手掛けさせていただいている神戸新聞社「まいどなニュース」の仕事も、演芸界の方のお力添えがあったからこそ始められたものです。

面談に行くよう促してくださったのは、アイキャッチ画像の写真でお馴染みの写真家の佐藤浩さん。「大丈夫だから」と背中を押していただきます。直接神戸新聞社「まいどなニュース」を推薦してくださったわけではありませんが、つながることを薦めてくださいました。

面談時に提出した私の実績は、『寄席つむぎ』に掲載したインタビュー記事です。桂枝女太師匠をはじめ、多くの芸人さんにご協力いただいた記事で、採用していただきました。芸名で執筆した記事は、現在実績として使用していません。

『寄席つむぎ』開始当初はほぼ無職だった私が、ようやく収入を得るようになれました。それもこれも『寄席つむぎ』を楽しみにしてくださっている読者さんのお陰です。励みになりました。

本当に有難うございます。

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ご報告

2年目に突入する『寄席つむぎ』ですが、ご報告が2つあります。

1つ目は、昨年行いましたアンケートで「次に執筆してほしい芸人さん」1位のあのお師匠さんに今月からご執筆いただきます。月1回、全10回を予定しています。

テーマは「地域寄席と極楽座の方々の思い出」です。どのようなエピソードが飛び出すか、今からワクワクしています。

もう1つのご報告は、『寄席つむぎ』の運営体制についてです。今まで私・ふじかわの個人の持ち物でした。一応、屋号の「あど屋」が運営となっていますが、世間的には遊びのようなものです。

それが、任意団体になります。団体名は「寄席つむぎ」です。落語や演芸の楽しみの普及と落語会や演芸会の開催、採話を目的とした団体です。私の密かな目標は、この「寄席つむぎ」を公益社団法人にすることなので、一歩前進した形です。

それもこれも、読者さんとご執筆いただいている芸人さんのおかげです。有難うございます。

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これから

これからの『寄席つむぎ』は、私とおはる執筆のインタビュー記事と取材記事、ネタ帳の収集に力を入れていきます。というのも、やはりお金の問題です。

現在、芸人さんたちへの原稿料は投げ銭のみです。別ページでご報告させていただきますが、決して多いとはいえない額しか集まっていません。これでは新たにご執筆依頼は出しにくいのです。そんな中、お請けくださったお師匠さん方には、足を向けて寝られません。

投げ銭をしていただいた方には、深くお礼申し上げます。500円でもしていただけるということが、本当に励みになりました。私は価値のあることをしていると。

今後は、芸人さん個人スポンサーを募る方向も考えています。少額のものも考えていますので、ご贔屓の芸人さんのためにご検討をよろしくお願いいたします。

寄席つむぎ落語会も晩夏ごろには行う予定です。現在、芸人さんたちと相談中。何をしようかワクワクしています。『寄席つむぎ』らしいことができればと考えています。

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お願い

現在、演芸界はコロナ禍で大打撃を受けています。東京以上に上方は悲惨な状況です。なぜこうなっているかは細かく言い出すとキリがないのですが、原因の一つに脇の人間の薄さがあります。脇の人間、つまり芸人以外の演芸界の人間です。

『寄席つむぎ』のようなメディアがなかったこと、演芸専門の企画会社が少ないこと、芸人を撮影してくれる写真家が少ないこと等々。脇の人間の少なさは、それだけ芸人さんたちが外の世界との接点の少なさに直結します。これを解消したいと私は考えています。

ここでお願いです。

読者であるあなたも脇の人間になったつもりで、演芸の未来について考えていただけないでしょうか。そして、演芸が社会のどこで役に立つかを一緒に考えてください。そうでないと、本当に演芸がこの世から消えてしまいます。

役に立つ演芸、それも『寄席つむぎ』は目指していきたいです。

もう1つお願いがあります。やはり、お金のことです。良い記事だと思われましたら、500円で構いません。投げ銭をしてください。お金がないと、『寄席つむぎ』も芸人さんたちも身動きが取れません。

大切に使わせていただきます。何卒、よろしくお願いいたします。

さあ、笑っていきましょう

今回のご挨拶も、「お金ないの、ぴえん」に終始しました。本当に深刻です。それは知っておいてください。よろしくお願いいたします。

それでもまあ、笑っています。笑わないとやってられんというのもあります。

現在、つらい方も無理して笑いましょう。笑う門には福来るというではありませんか。笑わないと、福が来ないんですよ。

さあ、笑っていきましょう。体にも良いんですよ。「くすり」っていうじゃありませんか。

お後がよろしいようで…。

ご寄付のご報告

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