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【取材記事】第71回ヨセゲーは激レアの連続だった

おはる

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緊急事態宣言下、さらに雨の降る中開催された「第71回ヨセゲー」。

今回のテーマは「古今東西新作噺」ということで、普段は聞くことのできない演目を聞くことができたり、新作でおなじみの春風亭鯉枝師匠もゲスト登場です。今回も楽しみですね!

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飛び入りゲストも登場!

開口一番、登場したのはなんと立川流の二ツ目、立川らく人さん!

会場のらくごカフェに偶然いらしたところ、開演20分前に急遽出演することが決まったそうです(笑)。着物も持ち合わせておらず、里光師匠の着物をお借りしたそうです。

師である立川志らく師匠のエピソードで会場を沸かせます。

普段は古典を演じることが多いらく人さん。

電車の中である人物との対面と会話を描いた少し不思議な話『分岐点』を披露します。

次に登場したのはヒゲの生えた春風亭伝枝師匠。

仕事がなくてヒゲを伸びたとのことでしたが、この日のためにちゃんとお手入れをしてきたとのこと(笑)。伝枝師匠のダンディーなカッコよさがより際立っていました…!

今回、伝枝師匠が披露する『猫と金魚』。寄席ではお馴染みの演目ですが、作者の田河水泡は漫画「のらくろ」の作者なんです!

「のらくろ」は野良犬が主人公の漫画作品。人と動物が共に生活することとはどういうことなのかという話題に。

例えばアンパンマンの世界。動物が人間のような生活をしているのになぜチーズはペットなの?!という鋭いツッコミが入ります。

伝枝師匠がご実家で飼っていた犬。人間の残飯をあげていたそうですが、おばあちゃんが犬のためにお味噌汁を作っていた思い出があるそうです(笑)

ペットを可愛がる話である『猫と金魚』をコミカルに演じます。

次は柳亭芝楽師匠が高座へ上がります。

日本には様々な伝統文化が存在します。なまはげなどのお祭や雅楽、工芸品などなど…寄席演芸ももちろんその一つ。

そんな日本の伝統文化に、青森県北部で口寄せを行う巫女である「イタコ」があります。ご存知の方も多いのではないでしょうか?芝楽師匠曰く、別名「シャーマンおばあちゃん」とのこと(笑)。

ひょんなことからイタコとなった「下北イタコ」が主人公の『イタコ物語』を披露します。

続いては三遊亭遊喜師匠です。

今回のゲストである春風亭鯉枝師匠とは付き合いの長い遊喜師匠。今回は鯉枝師匠お馴染みの演目『実践!自動車教習所』を披露します。

近くのドトールで稽古をつけてもらったそうです(笑)。(このご時世なのでもちろん小声で)

鯉枝師匠作の演目ですが、実は原作は遊喜師匠だというまさかの事実が発覚…!

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後半も大盛り上がり!

仲入りを挟んで今回のゲスト春風亭鯉枝師匠が登場です!

まずは先ほどの遊喜師匠が披露した『実践!自動車教習所』の批評から(笑)

以前、自身の独演会に遊喜師匠がゲスト出演された際に作ったというこの演目。

普段は自分の新作をあまり教えないという鯉枝師匠ですが、他人が自分の演目を演じるとウケる箇所や言葉の使い方が違って別物になる!と感動の様子でした。

そして、昨年から寄席に復帰した鯉枝師匠。以前と違う東京の様子に驚きながらも、コロナウイルスが流行り始めた時期に戻ってくるの?!と煙たがられたこともあるそうです。煙たがられる存在といえば喫煙者。

タバコを巡った夫婦の話『タバコ部屋』を演じます。

最後に高座へ上がった笑福亭里光師匠。

今回のテーマについて「自作自演」というと悪いことをしているみたいという感想を漏らします(笑)

今回演じる『ペラペラ王国』は、弟弟子である笑福亭羽光師匠が昨年NHK新人落語大賞を受賞した演目!受賞した直後で気が引ける思いだったそうですが、羽光師匠は快く台本を送ってくれたそうです。

ぜひ羽光さんの『ペラペラ王国』を見てほしい!とのことでした。

今回も様々なハプニングが起きましたが、会場は大盛り上がり!

来月のテーマは「雨もまた楽し」。梅雨らしい雨の話が並びます。次回も楽しみですね!

ヨセゲー #72【雨もまた楽し】
2021年6月17日(木)
開場:18:30 開演:19:00
当日:2000円 前売:1800円 ツイキャス配信:1500円
会場:らくごカフェ(東京都千代田区神田神保町2丁目3−5)

寄席つむぎでは、三遊亭遊喜師匠、春風亭伝枝師匠、笑福亭里光師匠のお3方のコラムや動画がご覧いただけます。合わせてぜひお楽しみください。

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