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【取材記事】第73回ヨセゲーから始まる夏!

おはる

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やっと明けた緊急事態宣言もつかの間、再度の発令が決まった翌日。

都民の気持ちを表したかのような梅雨らしいジメジメした天気の中、
今月も神保町・らくごカフェにてヨセゲーが開催されました!

この日はアルコールと共に公演を楽しむお客さんの姿もちらほら。今回のテーマは「夏の噺」。

一体どんな会になったのでしょうか?

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第73回ヨセゲーから始まる夏!

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まずは、三遊亭遊喜師匠が登場!

夏といえば幽霊。日本には様々な幽霊がいます。

生前、綺麗だった方は幽霊、そうでない方はオバケになるとかならないとか…?

落語ではお馴染みの幽霊が出てくる噺、『皿屋敷』を演じます。

怖い話と思いきやコミカルで笑える場面も多いこの演目、序盤から会場は大爆笑です!

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次は、春風亭伝枝師匠が登場。

ウツボカズラやアフリカナガバモウセンゴケなど食虫植物の飼育にハマっているとのこと。アリの可愛さも熱弁していらっしゃいました(笑)

そして、浅草演芸ホール7月中席では「アロハマンダラーズ」として出演されていた伝枝師匠。メンバーである三笑亭可楽師匠をはじめとしたエピソードも披露されました。

江戸っ子の夏といえば花火!

皆さんはお馴染みの「たまや」「かぎや」の掛け声のタイミングってご存知ですか?

花火が上がってから散るまで一息で発するのが粋なんだそうです。実際にチャレンジしたら拍手喝采!歌舞伎の掛け声は短い方が良い、落語の掛け声は「目白の小さん」「三鷹の柳昇」「都営住宅の芝楽(!?)」など住んでいる町名を使っていた、といった誰かに披露したくなるような知識をたくさん披露していただきました。

江戸の花火にまつわる噺、『たがや』を演じます。

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続いて、柳亭芝楽師匠が高座へ上がります。

先ほどの出番だった伝枝師匠に都営住宅住まいをイジられていた芝楽師匠。近々、家の窓に網戸が取り付けられる!となんとも嬉しそうな様子でした。

落語に出てくる芸人といえば幇間たいこもち

幇間たいこもちと一言に言えど、見番に所属している人と所属していないかで仕事の仕方は違ったそう。見番に所属しない無所属の幇間たいこもちがなんと呼ばれたかご存知ですか?

夏目漱石の『坊っちゃん』にも出てくる「野だいこ」と呼ばれたそうなんです。この「野だいこ」は、お客さんや仕事を魚や漁に例えたそうなんです。

夏の魚といえば鰻!幇間が登場する演目、『鰻の幇間』を演じます。

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後半も夏の話が続きます

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中入りを挟んで、ゲストの春風亭鯉枝師匠の登場です。

前座時代に上野広小路亭で起きた事件…!?五代目春風亭柳昇師匠の貴重なエピソードに会場は騒然と爆笑が起こります。

鯉枝師匠の演目は、上京してきた友人と東京を巡る『おのぼりさん』。途中に出てくるかき氷がなんとも夏らしい演目です。

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そして、今回のトリは春風亭里光師匠!

弟弟子である、笑福亭羽光師匠の披露目で池袋演芸場の寄席に出演中だった里光師匠。コロナウイルスの話題から、ワクチン摂取に掛けた軽快なダジャレで会場を沸かします。

大阪の大川から夕涼み船を眺める『遊山船』を演じます。途中には『たがや』『鰻の幇間』に登場した人物達も登場!最後まで会場は笑い声が絶えません。

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ジメジメした気分を吹き飛ばし、夏の始まりを感じる時間になりました。

次回のヨセゲーは、三つのお題で即席で噺を作る「三題噺」に挑戦!?
抽選で選ばれた2人この試練に挑むそうです。ぜひ一緒に見届けましょう!

ヨセゲー #74【二人が三題噺 sideA】
2021年8月4日(金)
開場:18:30 開演:19:00
当日:2000円 前売:1800円 ツイキャス配信:1500円
会場:らくごカフェ(東京都千代田区神田神保町2丁目3−5)

寄席つむぎでは、三遊亭遊喜師匠、春風亭伝枝師匠、笑福亭里光師匠のお3方のコラムや動画がご覧いただけます。合わせてぜひお楽しみください。

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