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どん底で出逢った『365日の紙飛行機』~露の眞のアイドル愛:露の眞

露の眞

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アイドルに魅せられた落語家・露の眞さんが寄席つむぎ初登場です。アイドルに魅了された露の眞さん、その魅力をつづっていただきました。

若手落語家ならでは苦悩、落ち込んでいた修業時代に出会ったアイドル達は眞さんに何を教えてくれたのでしょうか?お楽しみください!

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どん底で出逢った『365日の紙飛行機』

どん底の時でした、その時。

見た目が図太く見えるので意外と思わはるかもしれませんが、結構ナイーブなワタクシ。自己肯定感ゼロでした。

その日も高座でスベり散らかして帰りに寄った居酒屋にて。

「落語は男が演じるように作られてるから女はウンタラカンタラ~」

「昔の落語界は良かったけど今の落語家はナンタラカンタラ~」

と文献に書いてある情報をただただ得意気に語る過去厨。【ザ・自称落語通】オジサンに絡まれておりました。

ちなみにそのオジサン曰く「二代目露の五郎兵衛(私の大師匠)は桂米朝師匠の弟子」らしいです。んなアホな。

とにかくメンドクサかったので、噺家生活で培った必殺・作り笑いを発動させて帰路につきました。この時点でストレスマックス。

私は外で呑んで帰って家で一人になると、「SNSで思いのたけを吐き出す」というオッチョコチョイな癖があります。酔ってクダまいてると捉えてはる方が多数なんですが・・まぁええ風に言えば熱くなりやすいんです。

噺家の癖に会話が苦手で、普段は聞き役に徹する事が多いので心に言いたいことが溜まるんでしょう、たぶん。知らんけど。

打ち上げの席で後輩がベラベラ好き放題喋るのはあきませんし、プライベートでも自分が興味ない事や知らない話は一切聞かない方が多いですよね。基本、ご自分の話ばかりお語りになられる。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

…すみません、話がズレてしまいました。安心してください、今は酔ってませんよ。

そう、その夜。

ストレスマックス状態ではマズいと、スマートフォンの音楽サイトで適当に音楽を聴いてたんです。マキシマムザホルモン、川本真琴さん、DEEN、藍坊主、アニソン、加藤登紀子さん・・ジャンルや世代問わず音楽は色々聴きます。

中でも昔からアイドルがお気に入り。当時はももいろクローバーZ・AKB48が好きで(今も好きです)、よく聴いておりました。

「アイドルソングが好きなんて何才やねん」と言われる時があります。現にイケイケ大学生の頃に「偽善クソクラエ」「熱いのカッコワルイ」と遅すぎる反抗期がきてあえて避けていた時期もありました。でもある時気づいたんです。

『誰かの一生懸命をバカにする方が死ぬほどカッコ悪い』

どんな物でも、自分の心に響くモノ・好きなモノは好きと胸はってええやないかと気づいて今もずっと聴いている次第です。

そんな夜にふと流れたのが『365日の紙飛行機』。今や私の神的存在となっているさや姉こと山本彩さまがセンターの曲です。NMB48で活躍しながら、ご自身で作詞作曲をしソロデビューもされてましたが、正直当時は「すごいなぁ」位にしか印象を持っておりませんでした(眞のバカ!)。

でもその時刺さった。電撃が走った。

その時聴いた『365日の紙飛行機』はさや姉のソロバージョン(NMB48『難波愛~今思うこと~』収録)。大ヒット曲で何度も耳にした名曲ですが、その時は歌詞が胸にもっと深く届いてきたんです。


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”折り方を知らなくてもいつの間にか飛ばせるようになる”

”それが希望、推進力だ”

(作詞・秋元康、作曲・角野寿和、青葉紘季AKB48『365日の紙飛行機』より引用

【悩んでいる時に偶然出逢ったものに救われる】なんてよく聞きますがまさにそれ。さや姉がこれまでどんな人生を歩いてきたのか・どんな方なのか知らなかったけど、その歌声はさや姉の人間性そのものに感じました。

かくして露の眞はさや姉に撃ち抜かれ、「この方をもっと知りたい」と『山本彩』そして『NMB48』の扉を開けたのでございます。

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