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秋田からの珍客~鉄道写真:桂小梅

桂小梅

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桂小梅さんのライフワークは鉄道写真です。足取り軽くカメラを担いで全国各地の列車を撮影されておられます。最新の列車よりも国鉄時代のレトロな列車に心惹かれるとか。

今回の作品も国鉄時代の列車です。秋晴れの空の下、今も元気に走るレトロな色合いの列車。何事もスピード重視の現代だからこそ、国鉄時代の列車を見つめるのも良いかも知れません。

画像はクリックすると拡大します。ぜひ大画面でご覧ください!

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秋田からの珍客

寝台列車といえば、代表的なのはブルートレイン。機関車が客車を牽引するタイプです。

ほかに581系/583系という寝台”電車”があったのをご存知ですか?昼間は座席で、夜間はベッドに早変わりし、利便性が誠に良かったのか、東北から九州まで幅広く活躍していました。

晩年、JR西日本が所有していた車両は白とグレー、金と青のラインに塗り替えられて、大阪―新潟間を『急行きたぐに』として走りました。僕も、この『急行きたぐに』には、糸魚川―大阪間、大阪―富山間と2回乗っていて、貴重な体験をしています。師匠梅團治は高校生のとき、青森から大阪まで『急行きたぐに』に十九時間も乗ったそうです。しかも、寝台電車ではなかったので、座席に座って・・・その頃は青森―大阪間を走っていたんですね。

JR東日本は国鉄カラーのまま秋田と仙台に1編成ずつ配置していた583系が臨時列車として運転。嬉しかったのは、この国鉄カラーの車両が、たまに関西へ甲子園の応援列車やイベント列車としてやって来たこと。走れば、喜んで撮影に出撃しました。

この日は雲ひとつない晴天だったので、足を伸ばして湖西線の滋賀県マキノまで。

撮影地の周辺は、琵琶湖をはじめ、海津大崎の桜並木、マキノ高原やメタセコイア並木と、一年中美しい自然が楽しめます。僕の好きな風景です。そして特筆すべきは、この『寄席つむぎ』でコラムを執筆している桂優々兄さんの故郷なのです。

2014年 11月撮影 583系秋田車団臨 湖西線 近江中庄駅付近
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小梅さんはInstagramも(https://www.instagram.com/koume_katsura/)も随時更新中。こちらにも素晴らしい写真を多く投稿中。要チェックです。