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宝塚を笑いと音楽のある街にしたい!宝塚メディアネットワーク代表・宮脇英明さんにインタビュー!

ふじかわ陽子

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兵庫県宝塚市で地域寄席を開催している特定非営利活動法人「宝塚メディアネットワーク」をご存知でしょうか?今年の10月で設立10周年を迎えます。

設立10周年を記念して、これまでの歩みと今後の展望について代表の宮脇英明さんにうかがいました。孤立しがちな現代人に必要なヒントがあるかも?お楽しみください!

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一人暮らしのお年寄りのために落語会を

――10周年、おめでとうございます!法人設立以前は、落語会などイベントを開催されておられなかったのでしょうか?

個人で落語会や音楽イベントを開催していました。でも、個人だとどうしても会計がどんぶり勘定になってしまって……。それを見かねた若手音楽家が、NPO法人設立を薦めてくれたんです。

――うちも気を付けないと……。若手音楽家ということは、当初は音楽イベントがメインだったんですか?

そうですね。私は元々オーケストラにいてホルンを吹いていたんです。今はホルンでなく「ホラ」ばかり吹いていますが(笑)。

――またまた(笑)。音楽イベントを中心にやってこられた方が、なぜまた落語会や講談会を開催しようと思われたのでしょうか。同じ舞台芸術ではありますが、接点がなさそう。

ある時、国勢調査の調査員をしたんです。その時に分かったのが、独居老人が多いことです。連れ合いに先立たれて一人寂しく暮らしている。この人達が笑顔で交流できる場が必要だと感じたんです。

――それで落語を?

はい。お年寄りでも安心して笑えるものといえば、落語だと考えました。

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mixiで気が合った方々と

――最初はどなたにお声をかけて開催されたのですか?

林家笑丸さんです。mixiで知り合って、落語会をしたいと相談したら快く引き受けてくださいました。今から20年近く前になりますか。知り合ったころは、入門7年目だと言っておられました。

――mixiは多くの落語家が登録していますが、その中で笑丸師匠だったのは決め手があったのでしょうか?

何となく気があったんです。笑丸さんは私が10年ほど前に体調を崩して入院した際にも、お見舞いにも来ていただいて。本当に嬉しかったです。

――それは嬉しいですね。笑丸師匠がご出演された落語会で、特に思い出に残っておられるものはありますか?

最初に開催した楊林寺落語会と埼玉県熊谷市での東西対抗落語会でしょうか。熊谷市での落語会は、これもまたmixiで知り合った方と意気投合して開催されました。「日本で一番熱い落語会をしたい!」と私がいうと協力してくださったんです。熊谷市は日本一暑い街ですから。

――おお!良いですね。熊谷市では2回3回と続きましたか?

いえ、やはり宝塚市から熊谷市は遠いです(笑)。体がしんどいので1回で終わりました。

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「きづな亭」の名称に込めた想い

――宝塚市で活動していると思えば熊谷市とフットワークの軽さもさることながら、人脈がすごいですよね。多くの方と知り合えるコツはあるのでしょうか?

そうですね。例えば、飲食店に入ったらカウンターに座って、お店の人と話す。そこで「落語会、しませんか?」と言ってみるんです。メトロこうべ亭は、こんな感じで始まったんです。4年続きました。

――え?えらい軽い感じですが……。

商店街に空き店舗が多く、ここに活気が出ればなぁと思っただけなんです。そんな想いを抱きながら沢山の人と色んな話をすることが、あえていえばコツでしょうか。私が開催している「きづな亭」もそういう思いからスタートさせたんです。

――普通なら「きずな」なのに「きづな」なのも想いからですか?

お米を収穫した後の藁も、手でなうと太い綱になります。その「つな」です。人間でいうと、交流でしょう。たくさん話して笑うことが、「きづな」を太くすることだと考えています。

――ステキですね。最後に宝塚という街でこれからしていきたいことをお願いします。

宝塚市は大阪市や神戸市のベッドタウンで、街に思い入れのある方が多くありません。もっと好きになってもらいたいと考えています。そのために情報発信をして、人の交流を盛んにする。そうすると宝塚も活性化するはずなんです。そういう地域が増えると、日本全体が元気になると信じています。

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カフェみゅーずでお待ちしています

今回は特定非営利活動法人宝塚メディアネットワーク代表の宮脇英明さんにお話をうかがいました。今年66歳とは思えないほどエネルギッシュで、新しいアイデアもどんどん湧き出ているのだそう。

宝塚メディアネットワーク主催の会は、主に阪急中山観音駅徒歩1分の「カフェみゅーず」で開催されます。宮脇さんの想いが詰まった会ですので、ぜひお越し願います。

スケジュールは以下の公式サイトでご確認ください。