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【取材記事】「第70回ヨセゲー」を突撃レポート!

おはる

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 三遊亭遊喜師匠、春風亭伝枝師匠、柳亭芝楽師匠、笑福亭里光師匠の4名が毎月らくごカフェに集結する落語会、「ヨセゲー」をご存知ですか?

 毎月、設けられたテーマに関する落語が聴けるこちらの会。
2021年4月11日に開催された第70回のテーマは「嘘の心理学」。一体どんな会になるのでしょうか?

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「第70回ヨセゲー」を突撃レポート!

 4月の嘘といえばエイプリルフール。まずは、芸人仲間に毎年嘘をつくという柳亭芝楽師匠が登場です。

 今年の嘘は「庭にマンゴーがなったから取りに来てほしい」という何ともリアルな内容。縦読みで「うそだよ」となるような文章だったそうですが、なんとメッセージを送った8割の人に怒られてしまったそうです(笑)

 落語の嘘といえば、偉い人や威張っている人がイジられる話が多いとのこと。知ったかぶりをしたお坊さんと嘘を教える小僧の珍念が出てくる『転失気』を演じます。

 次は笑福亭里光師匠が登場。高座に上がって早速、襦袢を忘れたり楽屋から着信音が聞こえるハプニングもありましたが(笑)、まずは弟弟子である笑福亭羽光さんの真打昇進の話題へ。コロナ禍の今までと違うパーティーについてをお話されていました。

 里光師匠にとって嘘とは、幅広く奥深いものであるそうです。今年のエイプリルフールはどんな嘘をつくか考えていたら終わってしまったとのことです…。

逆に里光師匠が古今亭文菊師匠からの「エイプリルフール」に引っ掛かってしまったことがあったそう。なんでも、鈴本演芸場の席亭が里光師匠を引き抜きたいと。落語芸術協会の会員は出演できないのに、思わず本気にしてしまうほど文菊師のヨイショ(?)が上手だったんですって。

軽快な関西弁が心地良い、男女が嘘を付き合う『星野屋』を演じます。

 仲入りを挟んで、春風亭伝枝師匠が高座へ上がります。

芝楽師匠の嘘が本当にありそうな内容だから多くの芸人仲間に怒られてしまうんだと不満を漏らします(笑)

 伝枝師匠の前座時代の思い出のひとつはタテ前座の先輩と一緒に昼食を買い出しに行ったこと。カレーに山盛りのスパイスを振りかけてロシアンルーレットをしたり(!)、なんとも自由で子どもみたいな遊びをしていたそうです。

 人間が嘘をつくのは保身のためか相手を陥れるための2つの理由があると話します。
そんな伝枝師匠が演じるのは、頭の回る息子が父親に嘘をつく『真田小僧』です。

 最後に高座に上がったのは三遊亭遊喜師匠。伝枝師匠に続き芝楽師匠のエイプリルフールに「『うそだよ』の縦読みがズレていて分かりにくかった!」と不満を漏らします(笑)

師である三遊亭小遊三師匠と国立演芸場に出演している遊喜師匠。このご時世にわざと楽屋で咳き込むフリをしたり…とお茶目な師匠の嘘エピソードが繰り広げられます。

品川を舞台にした話、『居残り佐平次』を演じます。

「ヨセゲー」は毎月、らくごカフェで開催されています。ツイキャス配信も行われており、2週間視聴可能です。

会場ではオリジナルのスタンプカードも配布されています。スタンプを貯めるとオリジナルグッズが貰えたり、満了すると木戸御免になるとてもお得なカードですよ。

次回のテーマは「古今東西新作噺」。
春風亭鯉枝師匠や笑福亭羽光さんの新作をヨセゲーメンバーが演じます。

ヨセゲー #71
2021年5月13日(木)
開場:18:30 開演:19:00
当日:2000円 前売:1800円 ツイキャス配信:1500円
会場:らくごカフェ(東京都千代田区神田神保町2丁目3−5)




今後も「ヨセゲー」から目が離せません!

寄席つむぎでは、三遊亭遊喜師匠、春風亭伝枝師匠、笑福亭里光師匠のお3方のコラムや動画がご覧いただけます。合わせてぜひお楽しみください。

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