地方路線はどうしても採算があいません。廃線になる路線も多く、その記録としても撮影を行っているのが梅団治一門です。師匠の桂梅団治師匠が蒸気機関車だけでなく、レトロ列車の撮影を始めたのもそういう理由だとか。
弟子の桂小梅さんもまた、去り行く列車に想いを馳せておられます。桂小梅さんが見た札沼線の列車とは?鉄道写真第26回の公開です!じっくりお楽しみください。
札沼線
札幌ではこの季節に毎年恒例で師弟の落語公演を開催してくれていましたが、昨年からのコロナ禍で開催の危機が突如襲来。去年は、何とか秋に開催できましたが、今年はどうなるか?まだ分かりません。
北海道での楽しみは、高座に上がれることはもちろん、ウマいもんを食べられること、それに何と云っても鉄道写真が撮れること!
札沼(さっしょう)線の北海道医療大学駅から新十津川駅までの非電化区間が廃線になると発表されていたので、この年は公演の合間に二度ほど訪れました。
現在の札沼線は札幌を出発し、桑園(そうえん)から函館本線と分かれて、月形、浦臼を経由して新十津川まで。
昔は札幌駅と新十津川駅の先にある留萌本線の石狩沼田駅まで結んでいたので札沼線・・・昭和の時代にその区間は廃線になっています。
本数の多い北海道医療大学ー浦臼の区間より、新十津川駅に停車しているキハ40も撮りたかったので、浦臼ー新十津川の区間を選択。
しかしこの区間は、一日に上り下り一本ずつ、合わせて二本しか列車がありません。
何とか撮りやすい撮影地を発見し、下りの始発列車で最終列車?を青空を絡めてゲット。