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まとまらない高校編~東海道島田宿からお江戸へ:三遊亭遊喜

三遊亭遊喜

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三遊亭遊喜師匠の青春グラフィティ、ついに高校編です。中学時代は校内暴力の嵐が吹きすさぶ中で過ごされたそうですが、さて高校時代は?

静岡県島田市で過ごされた方もそうでない方も、三遊亭遊喜師匠と「あのころ」を思い出してみませんか?じっくりお読みください。

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まとまらない高校編

中二病事件簿ばかり書いてるとコラムの趣旨が変わってしまいそうなので、そろその高校編に進みたいと思います。

高校は地元の静岡県立島田高校へ進学します。今は無くなりましたが当時は学区制が有りましたから、大学に進学しようかなと考えている生徒は島田だったら島田高校、藤枝だったら藤枝東、焼津だったら 焼津中央となんとなく決まっていて、そんな感じで島田高校へ進学しました。大井川の土手沿いにある学校なので「どて高」とも呼ばれていた高校です。

今はどうかはわかりませんが本当に自由な学校で、校則も厳しくないし不良もいないし、とにかく緩い感じでした。

授業も確かに進むスピードは早いし、宿題はそれなりに有りました。でも、そこそこの大学に進学したいのなら勝手に勉強するでしょうという感じで、いい意味で自主性を重んじ、悪く言えば放任主義みたいな校風でした。

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部活もそんな感じです。剣道部に入りましたが、顧問もいるのかいないのかわからないし、稽古も先輩次第でやったりやらなかったり。3年生の先輩も厳しくなく、個性的な人が多かったです。夏前には引退して受験勉強に入るので、その後は2年生の先輩達との稽古になります。

中学でそれなりにやって来た人ばかりが集まっていたので、みんなそこそこ上手でした。当時、近郊の高校ですと藤枝東高校や、小さん師匠が指導に行っていた榛原高校が強かったですが、試合では勝っていたと思います。

中学時代によく対戦してた相手が、当時県内で強豪だった東海第一高の剣道部に入っていたんです。半年ぐらいたってから大会でばったりあったら、体の筋肉が倍増していて「絶対こいつプロテイン飲んでるな!」って確信したことが有りました。まだプロテインがそんなに出回ってないころですから、やっぱり強豪校は最先端をいっているなと感じました。

今では体を維持するために、アスリートにとっては当たり前ですからね。こっちは無名の県立高だから プロテインなんか飲んだことないし、水でさえ飲んじゃいけない時代でしたから。やっぱり強豪の私立高ってすごいなって思いました。

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武道場は、剣道部と柔道部がいつも使っているいました。柔道部も剣道部と同じく、稽古をやったりやらなかったり。で、稽古しない時は、武道場で柔道部と剣道部で何をするわけではないのですがよく遊んでました。

こういうのが今思えば一番楽しかったのかもしれませんね。

3年生の先輩とは付き合う期間も短かったのであまり接点は持てなかったですが、2年生の先輩には可愛がってもらってました。特に、先輩のOさんは剣道が上手で、技を参考にさせてもらっていました。

今ではその先輩、地元で起業して社長の傍ら剣道の指導者もして立派になっちゃった。地元で落語会をやると来てくれるからいい人ですよ(笑)

稽古もせず武道場で遊んでいた柔道部の同級生は、今や地元中学の教頭先生になっちゃた。みんな落語会に来てくれるからいい人です(笑)

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話はそれてしまいましたが

そんな緩い高校生活を過ごしていた1年生の三学期、2年になると文系・理系に別れるので進路を決めなくてはなりません。得意科目が多かった理系クラスに進むことにしたのですが、今思えば落語家になる男が理系進学クラスへ進むわけですから、なんだかよくわからないですよ。

ただ当時は落語家になろうとは思ってませんから、純粋に数学と化学が面白いなと思って勉強していただけ。なのでその選択は間違ってはいないのですよ。自分ではこれがいいと思って決めているわけですから。

とにかく留年することなく2年理系進学クラスに進み、新一年生が入学。剣道部に何人か入部してくるのです。この新一年生の剣道部員がまた個性豊かな集まりで、数ある先輩部員達の中からいじる対象とし私をピックアップ。

常に一つ下の後輩達にいじられてましたね(笑)後輩達もセンスがあるなと思いますよ。

この先輩ならいじっても大丈夫だし、その場の空気を何とかしてくれると感じていたのかもしれません。なんともなりませんでしたけどね。

剣道は強かったから剣道のことではいじってこない。何でもないどうでもいいことで絡んでくるのです。

不思議なもので、今では一つ下の剣道部の後輩達が色々と地元の落語会を手伝ってくれてます。いじられておいてよかったと、本当に思いますね。

みんないい人です (笑)

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コラムをここまで書いていてようやく気が付きました。落語家になってよく後輩からいじられますが、もうすでにここで形成されていたのだと。ただ私のことをいじってくれる後輩はみんな嫌味がない好意のいじりなんですよ。だから愛すら感じる時もある。

多分嫌味を持ったいじりをする人はよって来ないし、寄せ付けないのかもと。そう、自分で自分を分析してみましたけど、どうなんだろう?

今回のコラムは高校編だけあって、あっちいったりこっちいったりとまとまらないコラムでしたが、まとまりのない高校生活でしたからしょうがないのです。高校編は何をとりあげようかな?

まとまらない高校編はまだつづきます。