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門戸寄席 J:SPACE席亭 安田ご夫妻にインタビュー!落語で人間の幅が広がった!

ふじかわ陽子

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寄席つむぎ落語会の会場である門戸寄席。西宮市にある小さなイベントスペースです。この門戸寄席、どのような方が席亭なのか。その謎を解き明かすため、インタビューを行いました。

席亭をされておられるのは、安田典彦さんと光子さんのご夫妻。笑顔がとても素敵なご夫妻で、たくさんのことをお話していただきました。

阪神地区の落語の発信地になるかもしれない門戸寄席。今のうちにチェックしましょう!

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元は宴会場だった門戸寄席

――門戸寄席は本当に良い場所にありますね。駅近の商店街の中で。ここは狙って借りられたのでしょうか?

元々、向かいの居酒屋「じゅとう屋」さんの宴会場だったんです。この「じゅとう屋」さんの店長が妻の妹で、宴会がない時に何かしようと始めたのが最初です。

――居酒屋なら駅近なのも納得です。そういえば壁に作り付けのベンチがあり、その名残がありますね。それでは楽屋は元々あったんですか?

元は厨房だったところをリニューアルして、楽屋にしました。私たちに厨房は必要ありませんので。以前はシンクなどがあり気付きませんでしたが、全部取ってみると案外広くて。

――大きな姿見もあって、良い楽屋ですね。ミニキッチンもあるから、ここで泊まれそう(笑)。

そう言ってくださる演者さんもおられます(笑)。

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地元の文化発信地に!

――最初、門戸寄席さんで高座に上がられたのはどなただったのでしょう?

最初にお声をかけてくださったのは、笑福亭由瓶さんです。早いもので7年前のことです。前を通った際に良いと思ってくださったようです。時同じくして、知人のTさんが桂九雀師匠と笑福亭純瓶 師匠、音楽関係の方に声をかけられて、それぞれ会を開催してくれました。東京の春風亭昇々さんと笑福亭羽光さんをご紹介くださったのもTさんです。

――Tさん、顔が広いですね。それだけ落語がお好きな方なのでしょうか。

地元の文化発信地「みんなが笑ってすごせる場所」に、J:SPACEがなってほしいと言ってくださったんです。だから、落語だけでなく音楽のイベントも開催されました。村上春樹の読書会もずっと続いています。

――素晴らしい試みですね。バラバラに開催するのではなく拠点を決めて、そこから発信。

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思い切って寄席小屋に!

――元はイベントスペースだったそうですが、寄席小屋にされる計画は長い間温めておられたのでしょうか?

元々借りていた「じゅとう屋」さんが、ここを手放そうと。これを聞いた時に、思い切って自分で借り直しました。7年間の全部がダメになるかと思ったら、迷っているひまはありませんでした。

――ええー!お金も大変じゃないですか。

あとからお金を計算しました(笑)。

――太鼓も安田さんが揃えたんですか?

いえ、露の新治師匠の落語会を主催されている方が「太鼓もあった方が良い」と、費用の半分を負担してくださったんです。色んな方に支えていただいています。

――多くの噺家さんや音楽関係の方にお声をかけてくださったTさんも、門戸寄席の大きな支えになっていますね。

Tさんのお声がけで落語会を開催させてもらった九雀師匠は、最初軽トラに高座の道具を載せて門戸寄席まで来られて、落語会をしてくださったんです。今度は着物だけで来ていただけるようになりました。2月7日に九雀師匠の一門会を開催予定です。

――楽しみですね。

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早く落語と出会ってほしい

――門戸寄席のお客さんは地元の方が多いのでしょうか?

地元の方もおられますが、ここが好きだと言ってくださる遠方のお客さんもお越しいただいています。

――分かる気がします。私も一度訪れてから、「また行こう!」と思いました。

ありがとうございます。こう言ってくださるお客さんがおられるので、壁に作り付けのベンチと椅子、壁の色もリニューアルの際にあえて残しました。これが門戸寄席ですから。

――このベンチは良いですね。落ち着いて座れる。普段、仕事であくせくしている人には、キチンと腰かける椅子より良いかも。

私たちも40代50代と仕事にしか目が向いていませんでした。もっと早く落語と出会えていれば、人間的な幅の広がりが得られたのではないかと思います。まだ落語を知らない方は、早く落語と出会ってほしい。

――安田ご夫妻にとって落語とは?

人生の価値観を変えられるものです。悩める働く人に聞いてもらいたいですね。仕事以外にも目を向けられるようになるはずです。

――門戸寄席がそのきっかけになれたら素敵ですね。

そうですね。地元の方も遠方の方も、ぜひ門戸寄席にお越しください。お待ちしています。

J:SPACE・門戸寄席でお待ちしています!

今回は門戸寄席席亭の安田ご夫妻にお話をうかがいました。お喋りが上手なご夫妻で、話題がつきないほど。それもそのはず、ご夫妻ともに先生でした。そのせいかとても安心感もあり、筆者は喋っちゃいけないことも喋ったかも知れません(笑)。

門戸寄席は阪急今津線門戸厄神駅から徒歩1分の場所にあります。定期的に会を開催されておられますので、安田ご夫妻のFacebookをチェックしてみてくださいね。

J:SPACE 門戸寄席

西宮市下大市東町13-1

お問い合わせ:jspace_event@yahoo.co.jp