新宿、浅草で大盛況に終了した、真打昇進披露興行。
7月10日まで池袋演芸場で開催中です!
特に上方や色物のゲストが特徴的だった浅草演芸ホールでの興行。
お笑いの世界に長く身を置いていた笑福亭羽光師匠は、一体何を感じていたのでしょうか?
浅草演芸ホール千秋楽
浅草演芸ホールでの真打披露興行が、今日6月30日終わった。明日から池袋演芸場で興行である。
浅草演芸ホールは、末廣亭と違って、昼興行だし、一般客も多かった。より判りやすいネタにしたし、下ネタも解禁した。
浅草演芸ホールで、上方からのゲストは、笑福亭仁智会長、笑福亭学光師匠、桂九雀師匠、立川雲水師匠が、オンバト世代からのゲストは、新宿カウボーイ、飛石連休、紺野ぶるま、エレキコミック、マリア、三拍子が来てくれた。
彼らが寄席でネタをやっているのを見て僕は思考した。
僕は過去と折り合いがつけられたのだろうか。
爆裂Qを34歳で解散し、入門して今なんとか生活出来て表現者としてやっている。
僕よりずっと才能ある芸人達が解散したりやめたりするのをみてきた。
僕はずっと、戦争で一人生き残ってしまったような、薄い罪悪感のようなものを感じて噺家をやってきた。一人でも多くのオンバト世代の芸人を解散から救いたい。やめないで良い様にしたい。
たまたま、僕がゲストでよんだ芸人達はバイトせずに生活出来る人達だが、バイトしながら40歳過ぎてコンビを続けている人達もいる。
僕の披露興行を祝ってネタやってくれている彼らをみて、僕は過去が許してくれて微笑んでくれている気がしていた。