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アイドルと七段目~露の眞のアイドル愛:露の眞

露の眞

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古典落語ではおなじみの演目、お芝居が好きすぎる若旦那が登場する『七段目』。
露の眞さんはNMB48を応援するようになり、様々な行動の変化がありました。
そんな露の眞が落語家として稽古に励む中で、とある気づきがあったそうです。
今回の露の眞さんの言葉から、歌舞伎もアイドルもさらに楽しめるようになること間違いなしです!

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アイドルと七段目

昨年から連載させて頂いているこのアイドル愛コラムも早いものでもう終盤にさしかかってきました。楽しいからあっという間ですね…。

本格的に生の現場に行き始めたのはNMB48から。行こうと思ったのはこのコラムにもいつか書きましたが、わかぽんがキッカケです。

それから生の良さに気付き、彩ちゃんのライブにも行くようになりました。(その時の珍行動もいつかのコラムに書きましたね笑)

思い返せば、誰かを研究生から推し始めるっていうのもNMB48が初めての体験で自分の中でも、アイドルを推す事ってこんなに楽しいんやぁと改めて気づく事ができました。活躍が何より嬉しいんです!

そして派生して気になるメンバーの方も次から次へと現れ、気づけばNMB48の魅力の虜に。

きっと立ち位置や序列等色々あると思いますが、どこであってもそれぞれの魅力が爆発してるんです。

特に生で観ると「この時、○○さんに目がいっちゃうなぁ」「ああ、今の○○ちゃんの表情素敵やなぁあ」とかどんどん出てきます。お目当ての噺家を観に寄席へ行ったら、他の噺家も面白くてどんどん落語にハマッちゃうのと同じ感じ。在宅のままだったらこの感覚はわからないままでした。

誰かを推す事の楽しさやNMB48の更なる魅力を知ることができて、私の生活に彩りができました。

わかぽんに関しても、

落語の面だけやなくライブでのパフォーマンスや言葉のセンスや物事の取り組み方など、推せば推すほど新たな魅力にどんどんハマっていきました!

落語がキッカケではありましたが、

アイドル・わかぽんに出会う事ができて本当に良かったです(^^)

精神面だけやなく落語のほうにも良い影響がでて、芝居噺に関しては前よりもかなり熱が入るようになりました!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

私が初めて芝居噺で稽古をつけて頂いたネタは「七段目」です。

このネタは大師匠である露の五郎兵衛も得意としておられました。

大師匠といえば艶笑噺や怪談噺を十八番に上げる方も多いですが、芝居噺も得意とされてました。「本能寺」「加賀見山」…等、映像もたくさん残っております。

私は一門の露の新治師匠に稽古をつけていただきましたが、稽古をつけて頂いた際、

「所作もセリフ回しも大事にしてほしいけど、若旦那の『周りが見えなくなるほど芝居が好き』という感情を何より大事にしてほしい」

とご指導いただきました。

(実際、大師匠も芝居が大好きでよく目を剥いてはったそうです笑)

当時はまだピンと来なかったのですが、

最近では「熱入りすぎ!」といわれるほどこの感情がわかるようになりました。

「七段目」や「蛸芝居」って、

芝居が好きすぎて日常生活でも真似して叱られる噺ですが、私も歌舞伎を観た帰り道に見得を切りまくってしまった事があります。

NMB48の公演を観た帰り道も、振り付けの真似をしてしまった事があります。

歌舞伎とアイドル、

全く異なるジャンルですが「好きなものに熱中してしまう」という根本は同じなんです。好きなものや何か推しのある方はこの気持ちはわかるはずです。

題材は歌舞伎ですし、

芝居噺ときくと身構える方もいらっしゃいますが、要は「ヲタク」なんです。

ヲタク心は今も昔も変わらないという事なんですね!

それに気付いてからは、

芝居噺の登場人物とはみんな「ヲタ友」になりました。愛すべきヲタたち!

私の好きな言葉で「複眼思考」というものがあります。物事をひとつの方面からだけやなく、あらゆる方面から考察していく。

アイドルを推す事でこの「複眼」が1つ増えました!

芝居噺だけやなく、きっとこれからも新しい気づきが出てくるでしょう。楽しみです!

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