長い遠征を終え、東京に戻られた笑福亭羽光師匠。東京に戻られてからも活躍は続きます。でも、活躍するならば終えておかなければならないものがあります。それは「ワクチン」。笑福亭羽光師匠も打たれたのだそう。さて、副反応は?
笑福亭羽光師匠の日常が垣間見えるエッセイ、今回もお楽しみください!
浅草演芸ホールの大喜利……ワクチン一回目接種
静岡名古屋大阪と10日間の旅を終え、東京に戻ってきた。
浅草演芸ホールで桂竹丸師匠主任の寄席興行に10日間出番を頂き、大喜利にも2回出演させていただいた。ガチでお題を客からもらって、その場でとく。最も頭を使う15分間である。
出そうなお題の「オリンピック」「台風」「スカイツリー」などは事前に考えていったが、予想は見事にはずれ、全く違うお題が出た。全く思いつかなかった。先輩に聞くと、こういうのは慣れだそうで、何回もやっていると、大喜利脳というのになって、パターンがわかるそうだ。
きっとねづっちは普段から大喜利脳になっているのだろう。
浅草演芸ホールの大喜利にもう10年位出させてもらっている。イイかげん僕も大喜利脳になってきてもいいのだろうが、一年に一回だから、毎年初めての気持ちだ。
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浅草演芸ホール最終日に、ワクチンを接種した。その日の夜から腕が痛み出し、寝返りもうてない程だった。8月31日、新宿シアタートップスで落語会。腕が痛いから仕草の少ない落語を選ぶ。
朝に熱は無かったがずっと身体がだるかった。知り合いのお客さんに聞くと、顔色が悪かったそうだ。帰宅して熱を測ると38度7部あった。どうりで苦しいわけである。
普通は1回目は腕痛いだけで2回目に発熱すると聞く。
僕は一回目から腕も痛く38度7部熱が出た。
一回目でこれだけ発熱するのなら二回目は45度超えるのではないかという恐怖がある。
今、ワクチン接種から4日後の9月3日現在、まだ肩が痛い。