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第94回北野田駅前寄席~賑やかな鳴り物が楽しい!笑福亭喬介師匠の魅力たっぷりの会

佐藤裕子

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22年12月7日、少し風が強い日に「第94回北野田駅前寄席」は開催された。今回の出演は主催者でもある笑福亭喬介師匠とゲストの笑福亭鶴二師匠、露の瑞さん。

北野田駅前寄席は毎月第一水曜日の夜に、南海電鉄高野線北野田駅前にあるアミナス北野田3階で開催されている。開場時間である18時半になると、ドンドンと勢いよく一番太鼓が鳴り、続々とお客様が受付に並び、やがて開演19時を告げる出囃子へとつながる。

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寒い夜に笑って心温まる落語会

開口一番は、「北野田から来たのだ~!」の元気な掛け声でお馴染み!露の瑞(みずほ)さん。

落語は『ちりとてちん』。

露の端さん

マクラは瑞さんの出身地でもある北野田について。先日、同じ地元の師匠の術中に見事にハマった話にお客さん大笑い!

(あらすじ)何でも知ったかぶりする清八に一泡吹かせようと、腐った豆腐を長崎名物と偽って食べさせようとする旦那。さてさて事の顛末はいかに!

知ったかぶりせず素直に分からないことは「分からない」って言ったらいいのにと毎回思うこの噺。

腐った豆腐を食べさせる方と食べさせられる方の意地の張り合いに、お客さん爆笑!

<小耳情報>落語に日本舞踊、そして時に歌って踊れるアイドルの端さん。

ツイッターで情報発信中!@mizuho_t0224 – Twitter検索 / Twitter

二席目は笑福亭喬介師匠。落語は『つる』。

笑福亭喬介師匠

マクラは先日仕事で梅団治師匠と一緒に北海道に行った時のお話を。

熱い撮り鉄(電車の写真を撮る人)でもある梅団治師匠との、電車にまつわる旅話にお客さんは手を叩いて笑うほど。

(あらすじ)お調子ものの男が、近所の物知りから聞いた「つる」の名前の由来を早速ひけらかしに出かける。男が「つる」の名前の由来をきちんと説明できるのかに注目!

男の調子に乗りぶりが面白いこの話!お客さんはお腹を抱えて笑います。

<小耳情報>喬介師匠の最新情報はツイッターで随時発信中!

喬介師匠の公式ツイッター:笑福亭喬介 – Twitter検索 / Twitter

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後半は歌と鳴り物華やかな船旅の噺と、痛そうな「あの噺」

三席目は喬介師匠と親交のある笑福亭鶴二師匠。落語は『三十石~夢の通い路』。

笑福亭鶴二師匠

マクラは同じ笑福亭の後輩で長年のお付き合いの喬介師匠や、女流噺家さん達について。

鶴二師匠のことが大好きな喬介師匠が面白くて微笑ましいエピソードに、お客さんは大喜びです。

(あらすじ)舞台はお伊勢参りの帰り、喜六と清八が京都から大阪へ帰る船の中。居合わせた他の客や売り子とのワイワイ賑やかなやり取りが楽しい旅の噺。

「はーこはーこー(早く行こう早く行こう)」という勇壮な掛け声で船が出発。

噺の途中、高座の鶴二師匠が船をこぎながら歌い、併せて袖からも喬介師匠の船歌と賑やかな鳴り物が聴こえてくる。鶴二師匠と喬介師匠の船歌の掛け合いにお客さん方から拍手喝采!

<小耳情報>毎週木曜日オンエア!鶴二師匠と内海英華師匠のお二人がパーソナリティを務められているラジオ「hanashikaの時間」。お二人の掛け合いが面白い番組です♪

鶴二師匠の公式ツイッター:笑福亭鶴二(@tsuru2chan)さん / Twitter

「hanashikaの時間」公式ツイッター:hanashikaの時間。(@874_obc)さん / Twitter

鶴二師匠の後、中入りを経て、トリは喬介師匠!落語は『太鼓腹』。

笑福亭喬介師匠

<あらすじ>鍼灸の勉強を始めた若旦那に、練習の一環で試しに針を刺される幇間のしげ。

さて幇間の運命は!?

この噺を聴く度に、針を刺された様子が痛そうで、刺された男が気の毒になる。お客さん方の表情も痛そうだった・・・。

終演後に集合写真を撮らせていただきました。

左から、笑福亭鶴二師匠、笑福亭喬介師匠、露の瑞さん、はやしや香穂さん
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次回の北野田駅前寄席

開催日時:1月11日(水)18時半開場 19時開演

場所:堺市立東文化会館 3階

出演:笑福亭喬介師匠、(ゲスト)桂治門さん、(開口一番)月亭希遊さん

料金:当日 1000円

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