年末年始は落語家の書き入れ時です。笑福亭羽光師匠もまた、大忙しのよう。それはあることを感じないためなのだそう。それは…。
令和4年もあとわずか。年末年始をどう過ごされますか?笑福亭羽光師匠と一緒に過ごすのもアリですよ。記事の終わりに、笑福亭羽光師匠ご出演のカウントダウン落語会と元日死神落語会のお知らせがあります。こちらもぜひご覧ください。
年末年始
正月が嫌いである。みんなが楽しそうで幸せにしている雰囲気になじめないのだ。幸せじゃない人、めでたくない人が、よりかわいそうに見える瞬間だと思う。多分世間にはちっともめでたくない人が大勢いると思う。
ちなみにクリスマスとバレンタインは、もっと嫌いである。思春期はズーっとバレンタインもクリスマスも無くなれば良いのにと思っていた。チョコレート等学生時代はもろた事無いし、クリスマスにデート出来るモテるやつを羨ましく見るだけの学生時代だった。50歳になった今は、甘い物が嫌いになりチョコは好きじゃないし、ケーキも嫌いである。そもそも尿酸値と高血圧の為、甘い物は食べにくい。
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後一週間程で年が明けようとしている。
いつからだろうか、年明けの瞬間を一人で過ごすのが嫌になったのは。
多分、思春期の寂しい経験があるから、年明け瞬間を誰かと過ごしたいと感じるようになったのだ。
お笑い芸人だった時も、カウントダウンライブに参加したり、落語家になってからもバーでカウントダウン落語会に出演したりしてきた。大体は大勢芸人が出演し、出番が終われば飲酒して、お客様と新年を迎えるという流れだ。
大勢の芸人と一緒にわちゃわちゃしているうちに新年を迎えて、寂しさを感じる暇が無いものだった。
一度等は、楽屋で横須賀歌麻呂さんというさほど面識も無く、以降もあまり接点もなかった芸人さんと喋っているうちに気づいたら新年を迎えていたこともあった。何故か喋り込んでしまっていたのだ。またある時は、僕と柳雀で豪華客船の仕事で新年を迎えた事もあった。
今年は何もカウントダウンイベントの仕事もオファーもなかった。
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都内で独りで寂しく新年を迎える人が何人か居ると思う。そんな人が気軽に参加出来るカウントダウン落語会を自主開催する事にした。僕は明るい芸人ではないので、カウントダウン落語会でも悲しい噺をする予定だが、都内で独りで過ごしておられる方に、2022年最後に聴く噺が僕の噺であってほしいと思うのだ。
元旦は静岡県三島で落語会だ。
2日からは寄席だし、そうこうしているうちに、三が日が終わり、寂しさを感じる暇もなく、正月が終わったな~っと思っている。
悲しい噺のカウントダウン落語会~笑福亭羽光 年越し落語 2022→2023 in Studio SOIL
日時:令和4年12月31日(土)20時開演(19時半開場)
参加費:3500円(懇親会費込、飲食持ち込み歓迎)
会場:Studio SOIL (東京都中央区日本橋横山町10-5 WIZU)
お問い合わせ:info@honyashan.com(件名に「笑福亭羽光 年越し落語」と入れてください)
担当者:本屋しゃん/中村翔子
死神体験あり!元旦死神落語会 in三島市
日時:令和5年1月1日、14時開演(13時半開場)
出演:立川寸志、笑福亭羽光
会場:みしま未来研究所(三島市中央町6-2)
木戸銭:ご予約2000円、当日2500円、こども1000円※未就学児入場不可
問い合わせ先:mishimarakugokai@gmail.com 05058324057