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⑪『真打』になるよりも『チン打』になりたい~SFと童貞と落語:笑福亭羽光

笑福亭羽光

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今年5月に真打昇進が決まっている笑福亭羽光さん。二つ目までは、落語家として半人前扱いでしたが、真打になるとようやく一人前の落語家に。外野としては意気込みを笑福亭羽光さんにうかがいたいところですが、当人は……。

今回も笑福亭羽光さんの世界観が味わえます。じっくりお読みください。

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『真打』になるよりも『チン打』になりたい

よく、インタビューで「もうすぐ真打ですがどんな真打になりたいですか?」と聞かれる。

上方には無い制度なのでよく判らない人も多いだろうが、真打とは、寄席で主任がとれるとか、弟子がとれる、師匠と呼ばれる……等の特徴がある。

かつて照明に蝋燭を使っていた時代、最後に上がる落語家が蝋燭の芯をうって火を消したところからの名前の由来らしい。

正直、何が変わるわけでも無いし、答えに困る。

また真打というのは協会の理事の師匠方が認めて決定してくださった物なので、責任感を伴う。当然真打にふさわしい品格であるとか態度、行動が求められる。オナニーして脳出血している場合ではない。

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当然、僕の十八番である下ネタも封印せざるを得ないだろう。

師匠鶴光も、ラジオでは下ネタするが、寄席ではマジメに古典落語をやっている。

しかし僕は、あまり変われないだろう。また変わらなくて良いような気もする。

新作落語をつくって、古典落語を覚えて、今まで通りやっていくだろう。でも常に変化を求めたいと思うし、他の噺家との差別化を図りたいので、『珍しい落語家』でありたいと思う。

「羽光師匠の落語って他と違うよな」と良い意味で言われたい。可もなく不可もなくの落語家になるよりは、高座の悪口言われる方が僕は嬉しく思う。

『珍しい落語家』『珍しい真打』という意味で『珍打』、少し下ネタも混ぜて『チン打』という身分を作りたいと思う。