ついに来月、真打昇進をされる笑福亭羽光さん。これに先立ちまして、真打披露パーティが京王プラザホテルで開催されました。さて、どんな様子だったのでしょうか?
真打披露パーティに参列された方もされなかった方も、笑福亭羽光さんの高鳴る心を一緒に感じてください。
真打披露パーティー 前編
2021年4月4日、朝11時から真打披露パーティーを京王プラザホテルで開催した。
コロナの宣言が解除されるか延長されるか微妙な時期に色々決定しないといけなかったので、〔中止〕という選択肢もあった。しかし、宣言も解除されたので、最大限感染対策に気をつけて、飲食無し、弁当持ち帰りで開催しようという事になり、無事開催する事が出来たのだ。
ホテルの人と打ち合わせして、弁当の内容や、パーティー会場のレイアウトを決定していると、結婚式を考える新婚夫婦の気持ちがよく判る。なにかウキウキしたパーティーを待ち焦がれる気分である。
昇々兄さんのアイデアで、会場中央に桜の花を設置し、弁当は古典落語『長屋の花見』を意識した内容にし、酒も落語にちなんだ酒を用意した。
一切飲食無しで、1時間半のショーを見ているような感覚だった……と、来たお客さんは言ってくれた。
昇吉兄さんの関係で、加藤官房長官も来て挨拶してくれたし、僕の三島つながりで細野豪志さんが来てくれた。
昇太師匠がギリギリまで来られなくて緊張したり、入り口で師匠と共に僕の客をお迎えしながら、「うちの親戚です」とか「静岡で落語会開いてくれてる人です」と可能なかぎり師匠に紹介した。
僕の噺家として作った人脈の集大成なんだな~と感じた。