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㉔秋田市と大館市~SFと童貞と落語:笑福亭羽光

笑福亭羽光

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5月1日に真打に昇進された笑福亭羽光師匠。その直前の4月は大忙しだったようです。といっても、とても楽しい時間だったのだそう。

真打昇進披露興行は延期になりましたが、たくさんの方が笑福亭羽光師匠を待っていてくださったようですよ。秋田市と大館市での様子をつづっていただきました。お楽しみください!

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秋田市と大館市

 2021年4月、秋田の主催者によんでもらい、秋田市で独演会をやらせてもらった。秋田市は肌寒いがすごしやすい陽気で、独演会も若い人が多く、新作落語を五席披露したが、聞いてくれる良いお客様だった。下ネタである『私小説落語~青春篇2』も受け入れてくれた。

 その夜、居酒屋で利き酒セットを飲み、NO6という有名な酒を飲ませてもらったが、印象に残る口当たりだった。

 翌日、大館市に移動し昼の公演である。こちらは高齢者が多く若い人が5人位。もちろん下ネタは封印し、『悲しみの歌』『あるある帝国』中入り『私小説落語~青春篇1』という比較的どの世代にも共感出来るであろう噺を選んだが、あまり反応は無かった。

ファンタジーの世界でアルアルネタで戦う……という突飛な展開が受け入れられないのは仕方無いとしても、«恋愛»というテーマは70代も80代も、経験済みの普遍的なテーマであるはずだ。しかし僕の私小説落語は受けいれられなかった。つまり滑った。

 その夜、打ち上げで大館市の鶏を沢山食べて、秋田を堪能して帰った。

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