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思い出の地、名古屋大須演芸場で真打披露~SFと童貞と落語:笑福亭羽光

笑福亭羽光

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東京での真打披露興行がひと段落し、笑福亭羽光師匠の真打披露興行は全国へ。今回は愛知県名古屋市中区にある大須演芸場での真打披露興行についてつづっていただきました。

思い出がいっぱい詰まった大須演芸場、様々な思いが去来したようです。じっくりお読みください。

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思い出の地、名古屋大須演芸場で真打披露

 東京の真打披露興行がひと段落し、8月半ば、名古屋大須演芸場に向かった。

落語家にもコロナ陽性者や、濃厚接触者も出はじめ、いよいよコロナが身近に迫ってきた感がある。ワクチン接種は予約がなかなかとれずまだ一回目も接種していない。

そのような不安定な状態だったが、なんとか名古屋大須演芸場での披露興行は開始された。

新真打4人が毎日日替わりで主任をつとめ、それぞれの師匠が日替わりで出演するはずが、昇太会長も師匠鶴光もスケジュールの都合で出演できなかった。

しかし、不安定な二つ目時代を楽屋に寝泊まりして過ごしたこの劇場で真打の口上する事が出来て感無量である。

旧大須時代、毎日ご飯をごちそうしてくれた客や、毎日通った裏の喫茶店サン、懐かしい人たちにも会えたし大満足である。あいにく3日間とも雨だったが、お客さんもそれなりに来てくれた。

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