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落語家の家族の介護問題~SFと童貞と落語:笑福亭羽光

笑福亭羽光

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笑福亭羽光師匠は今年50歳。親御さんも高齢になっておられます。そうなると避けて通れないのが介護問題です。落語家といえ逃れられないもの。

さて笑福亭羽光師匠はこの問題に、どう向き合っておられるのでしょうか?実親でなく義理の両親だった場合は?読者のみなさんとも一緒に考えたいテーマですね。ご感想をお寄せください。

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落語家の家族の介護問題

義父(妻の父)の年老い方が加速している。僕はたまにしか三島の家(妻の実家)に帰らないので、変化が判るが、帰る度にボケが悪化しているのだ。

老人用のオムツを履いているが粗相もするので、その度に義母が苦労する。

耳が不自由なので、コミュニケーションがとれず、ちょっとした事で言い合いになったり、激怒したりする。この間は風呂に入るか入らないかで、義父VS妻と義母で大喧嘩になり、妻は殴られそうになった。

妻は気が強いので、「殴ってみろ!警察呼ぶぞ!」と怒鳴り返し、中学2年の息子は二階で部屋に閉じこもっていたそうだ。

週3日、デイケアの施設に行っているが、老人ホームに入ってもらうお金はうちには無い。

よくニュースで介護疲れによる殺人事件のニュースを目にするが、この状態が続けば我が家もそうなってもおかしくない。

多分、ちょっとした悪い偶然が重なって事件に発展するのだろう。

もし、義父が本当に妻を殴っていたら、87歳といえど義父は身長も高く庭仕事で鍛えた腕力がある。妻は吹っ飛んで頭を打つかもしれない。

また、精神的に皆疲弊していき、鬱症状にもなり、自殺願望も出てくるだろう。たまに帰って来る僕だけがこの状態を客観的に見られるので、注視せねば……と思う。

思い返せば僕も幼少の頃、嫁姑問題があり、母と祖母が僕の育て方の問題で喧嘩しているのをよく聞いた。僕が寝ていると父と母が言い争っているのもよく聞こえてきた。

布団に潜り込んで泣いたのを覚えている。ただ怖くて悲しくて。

今中学二年の息子は、同じような気持ちでいるのか。

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