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かつて珍来という店が尾久にあり僕らは落語会した~SFと童貞と落語:笑福亭羽光

笑福亭羽光

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落語家の仕事場は演芸場だけではありません。公民館や時には料理屋も会場になります。専用の会場でない分、手作りの温かみがあり思い出に残りやすいものです。笑福亭羽光師匠にも思い出に残る会場があるのだそう。振り返っていただきました。

笑福亭羽光師匠のように思い出に残る場所はありませんか?またお聞かせくださいね。

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かつて珍来という店が尾久にあり僕らは落語会した

2022年7月。40年の歴史を閉じて尾久駅にあった珍来という中華料理屋が閉店した。ランチは安く夜も低価で飲める店だった。そして、コロナ前定期的に落語会をやってくれていた。

僕と小笑兄さんは珍来落語会のレギュラーメンバーで、僕は披露興行の幟も作ってもらった。

打ち上げで飲み放題食べ放題付き落語会で、3000円だったと思う。落語も込みの値段なので破格の安さである。落語より終演後の打ち上げが盛り上がる。

落語は2人で二席づつをテンポよく1時間で納め、すぐテーブルを移動して打ち上げとなり、2時間以上酒席となる。

僕と小笑兄さんは、ここで随分ご祝儀を貰い、儲けさせてもらった。

 地域の高齢者が、主な客層だったので、コロナ期間中は落語会は出来なかった。

コロナ渦が終わったら、落語会を再開しようとしていたが、結局再開は出来ず店を閉めてしまった。

 店長は、近年入退院を繰り返していて、今度倒れたら店仕舞だな……と言っていたので、永遠には店は続かないとは思っていたが、せめてもう一度この店で落語会やりたかったな……と思う。

2つ目時代の僕を育ててくれた店、小笑兄さんが実力を発揮した店、様々な思い出が詰まっている。

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