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浅草演芸ホールで初主任~SFと童貞と落語:笑福亭羽光

笑福亭羽光

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笑福亭羽光師匠が浅草演芸ホールで初めて主任を務められるとのこと。今から楽しみですね。初めて主任を務めるにあたり、ご自身の若いころを思い出されたのだそう。それは…?

慌ただしく過ぎていく時間の中、昔と変わっていないと思っていても、ふと振り返ると成長している自分と出会う。そんな経験を笑福亭羽光師匠はされました。あなたもそんな経験はありませんか?じっくりお読みください。

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浅草演芸ホールで初主任

10月の、21日から25日まで、浅草演芸ホールの夜席でトリ(主任)をとる事になった。

いつか回ってくるだろうとは思っていたが、真打昇進から一年ちょっとで回ってくるとは思わなかった。

出演者を僕と事務局で相談しながら決めるのだが、やはり一緒に前座をやった成金メンバーに出演してほしい。宮治師匠、伯山先生は、都合がつかず出演出来ないが、それ以外は忙しい中、皆出演してくれる。それ以外にも古い友人のねづっちや、師匠鶴光、人間国宝神田松鯉先生、歌春師匠等の豪華な芸術協会メンバー。それと、松竹芸能の芸人の枠を作った。紺野ぶるまとアメリカザリガニが出演してくれる。

落語家になりたての頃、先輩から、寄席は一本の芝居のようなものだ……と教わった事がある。お笑い芸人だった時、僕は自分が受ける事しか考えていなかった。自分が出演した後、次の出演者がやりにくかろうとどうでもよかった。

お笑い芸人を34歳で挫折して、落語家になり、早い時間(開演して間もない、まだ客があたたまっていない時間)に、シュールな新作落語をして、師匠に怒られた事がある。僕は爪痕を残そうとして必死だったのだが。今なら何故それがダメな事なのかよくわかる。

寄席は流れがあり、主任に向かって演目が進んでいく。もちろん途中で帰る人も居るだろうが、ネタ帳でつくかつかないか(酒の噺を誰かやっていたら、酒の出てくる噺は避ける等)を気にしながら、次の演者、更に先の主任に気をつかいながら、出演者は皆、自分の役割を果たしていく。そして主任がやりやすい状況を作ってくれる。

その日、その場所にいた客しか味わえない、全く同じ流れは二度と無いオリジナルな流れの寄席が終わり、客は満足して帰る。これが理想だと思う。

演劇は同じセリフを言って基本的にストーリーは変わらないが、やはり客の乗りや役者のテンション、体調によって、何日目の回が良かったな~という感想はあると思う。寄席はもっとそれが如実にあり、皆やるネタも日によって違うし、その日の客の雰囲気や出演者の事を考えながらネタを選ぶ。

5日間、どの日に行っても当たりだった来て良かった……と思う寄席にしますので、皆さま、是非ご来場ください。

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羽光師匠が主任に!浅草演芸ホール下席前半夜の部

日時:令和4年10月21日~25日、16時40分~20時40分

出演:落 語・笑福亭 希 光、バイオリン漫談・マグナム小林、落 語・二ツ目交互出演、落 語・春風亭 昇 也、コント・コント青年団、落 語・笑福亭 里 光・笑福亭 和 光(交互)、落 語・古今亭 今 輔、曲 芸・丸 一 小 助、小 時、講 談・神 田 松 鯉
—仲入り—
落 語・春風亭 昇 々、漫 談・色物交互出演、落 語・桂 伸衛門、落 語・昔昔亭 A太郎、漫 談・ねづっち、落 語・夜の部主任 笑福亭 羽 光

会場:浅草演芸ホール HP