上方落語四天王の思い出

桂春若

⑮百年目~師匠三代目桂春団治と見た風景:桂春若

上方落語の大ネタ『百年目』。桂米朝師匠が得意とされたこのネタで、若き日の桂春若師匠は米朝師匠の『百年目』に衝撃を受けたとのこと。絶賛されたことは、桂米左師匠のコラムでもつづられていましたね。 今回は桂春若師匠ご自身で、桂米朝師匠の『...
笑福亭鶴光

㉘基礎が肝心~師匠六代目笑福亭松鶴とわたし:笑福亭鶴光

長く落語家をしていると、壁にぶち当たることがあります。六代目笑福亭松鶴師匠はそれを見越して、お弟子さんたちに伝えていたことがあるのだそう。これは落語家に限らず、他の職業でもいえることかも知れませんね。 今回は六代目笑福亭松鶴師匠の教...
桂枝女太

⑮年季が明ければ・・・~師匠五代目桂文枝と歩んだ道:桂枝女太

晴れて自由の身になる年季明け。とても嬉しいもののはずなのに、桂枝女太師匠はいつ年季明けしたのかが分からなかったそうです。思い起こせば高校三年生のお正月にフェードイン入門、そして年季明けはフェードアウト。こんなこともあるんですね。 さ...
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笑福亭鶴光

㉗ヤマアラシの竹~師匠六代目笑福亭松鶴とわたし:笑福亭鶴光

六代目笑福亭松鶴師匠はやたけたな方だったそう。それは笑福亭鶴光師匠のこれまでのエッセイコラムから、よくよくうかがえるでしょう。このやたけたな六代目笑福亭松鶴師匠、刑務所へ慰問によく行かれていたとのこと。受刑者に心を寄せる温かい心の持ち主と...
笑福亭鶴光

㉖この世の高座~師匠六代目笑福亭松鶴とわたし:笑福亭鶴光

江戸で名人と謳われたのは、立川談志師匠と古今亭志ん朝師匠。六代目笑福亭松鶴師匠はこのお二方との親交が深かったとのこと。弟子の笑福亭鶴光師匠は、この3人の名人と同じ空間で過ごしたことがあるらしいんです。すごい。 今回は古今亭志ん朝師匠...
桂米左

⑱お茶目な米朝~師匠桂米朝と過ごした日々:桂米左

人間国宝の桂米朝師匠。同年代の六代目笑福亭松鶴師匠とは真逆のキャラクターの印象を抱かれています。しかし、お弟子さんの前ではユーモラスな一面もあったそうで。そのことについて桂米左師匠に振り返っていただきました。 弟子だからこそ知る桂米...
桂枝女太

⑭年季明け~師匠五代目桂文枝と歩んだ道:桂枝女太

寄席芸人にとって「年季明け」は、とても嬉しいもの。晴れて無罪放免、自由に活動できるようになります。東京では二つ目昇進が、年季明けにあたるでしょう。 桂枝女太師匠も同じく年季明けを喜んだはず……、と思いきや!?喜ぶも喜ばないもない状況...
笑福亭鶴光

㉕鳥肌~師匠六代目笑福亭松鶴とわたし:笑福亭鶴光

六代目笑福亭松鶴師匠は東京の落語家とも交流が盛んだったそう。中でも古今亭志ん朝師匠と立川談志師匠とは懇意になさっていたとのこと。この交流が現代の東西交流につながっていると聞きます。 立川談志師匠は六代目笑福亭松鶴師匠に負けず劣らず、...
桂春若

⑬米之助師匠の稽古~師匠三代目桂春団治と見た風景:桂春若

人間国宝・桂米朝師匠と同門の桂米之助師匠は、二足の草鞋を履いた落語家でした。大阪市交通局の職員の一面も持ち、定年まで勤め上げています。それでも落語に関する知識は膨大で、若手落語家の頼りになる存在だったそうです。 桂春若師匠もまた桂米...
笑福亭鶴光

㉔なんの勝負?~師匠六代目笑福亭松鶴とわたし:笑福亭鶴光

いらちの六代目笑福亭松鶴師匠。やたけたエピソードだけでなく、いらちエピソードも多かったそう。それでも、変に気を回すこともあったようで。これも人間臭い六代目笑福亭松鶴師匠らしいエピソードでしょう。 笑福亭鶴光師匠に思い出をつづっていた...