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【取材記事】大盛況!第13回鶴光の会はワクワクがいっぱいだった

おはる

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2021年4月25日にお江戸日本橋亭にて開催された「第13回鶴光の会」。
春らしく暖かな気温とは裏腹に、東京都は緊急事態宣言が発令。
開催が危ぶまれましたが、大盛況の様子をお届けします。

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前半は「珍しい」がたくさん!

 開口一番、まずは笑福亭竹三さんが高座へ上がります。

古典落語に現在ではあまり演じられない演目があります。

その理由は大きく2つあるそうです。ひとつはオチが時代錯誤で伝わらないこと、もうひとつは単純におもしろくないからだそうです。

あまり聞けない演目である地獄を舞台にした『死ぬなら今』を披露します。

 次は笑福亭里光師匠が高座へ。

緊急事態宣言初日となったこの日、

浅草演芸ホールでの寄席の出番を終えて到着したという里光師匠。お客さんの入りはなかなか厳しいものだったみたいです。コロナ禍ならではでの買い物エピソードをお話します。

そして学生時代からの仲という、瀧川鯉橋師匠の話題へ。

珍しいことに鯉橋師匠は寝言をとてもハッキリ言うそうで、「どんな夢を見ていたの!?」とツッコミたくなるような寝言を何度も聞いたとか。ある時は寝言で会話をしたこともあるそうです(笑)

「どんな夢を見ていたの!?」と気になってしまう話、『天狗裁き』を演じます。

 お待ちかねの笑福亭鶴光師匠が登場です。

落語や高座の成り立ちなど「へー!」と言いたくなるようなエピソードの後、

柳家蝠丸師匠作の小噺で会場を沸かせます。

師匠クラスの高座では珍しく、なかなか聞くことのできない

寄席ではおなじみの演目『転失気』を演じます。

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仲入り後は真打昇進の羽光師匠も登場!

 仲入りを挟み、笑福亭羽光さんが高座へ上がります。

2021年5月から真打昇進する羽光さん。緊急事態宣言による寄席休館が囁かれる中、その裏側や心情を語ります。(本公演は2021年5月1日〜11日の都内寄席休館が発表される前に行われました。)

また、昇進にあたり新聞で鶴光師匠と新聞にて対談も行ったそうです。そのテーマはなんと「下ネタの極意」。しかし真打には品格が必要と言われることも多く悩ましいとのことです。

羽光さんが演じるのは『貧乏花見』。東京では「長屋の花見」の名前で演じられます。

賑やかな雰囲気で話が進みます。

 続いて太神楽曲芸の翁家小花さんが登場。

会場からは感嘆の声も漏れ聞こえます…!

傘や鞠など、太神楽ならではの華やかな舞台で会場を彩ります。

 笑福亭鶴光師匠が再び舞台へ。

六代目笑福亭松鶴の出囃子「舟行き」で登場します。

笑福亭一門のお家芸のひとつ、『天王寺詣り』。東京でいうと浅草寺にお参りへ行くような感覚だそうです。

サゲが難しいと前置きもありましたが、鶴光師匠ならではの賑やかな高座で会場は爆笑に包まれました。

 最後は、笑福亭鶴光一門が全員集合!

今回の出演はなかったですが、笑福亭希光さんと笑福亭茶光さんも舞台へ上がります。

華麗な掛け合いのなか、全員で羽光さんの真打昇進をお祝いします。

会場全員の大阪締めで締めくくりました!

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5月29日(土)は第5回桂春若独演会を!

5月29日(土)にお江戸日本橋亭で桂春若師匠の独演会が開催されます。ぜひお越しください!

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併せてお楽しみください!

寄席つむぎでは、笑福亭鶴光師匠と笑福亭里光師匠、笑福亭羽光師匠の3名ににコラムをご執筆いただいています。

併せてぜひお楽しみください!

▼笑福亭鶴光師匠の記事「師匠六代目笑福亭松鶴とわたし」

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笑福亭里光の記事一覧│寄席つむぎ
笑福亭里光/落語家(落語芸術協会 所属) 昭和48年11月18日、兵庫県西宮市で誕生 平成10年6月、笑福亭鶴光に入門、二番弟子(東京では一番弟子) 平成14年7月、二ツ目昇進 平成24年11月、真打昇進 上方落語家であるものの、東京修行を...

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