令和2年6月1日に産声を上げた寄席つむぎは、現在750本を超える本数を公開しています。今回はこの中から、よく読まれている上位10本の記事を紹介します。あなたの思い出に残っている記事はランクインしているでしょうか?
それでは記事を見ていきましょう!
寄席つむぎの読者はどんな人?
まず、寄席つむぎを支える読者さんの属性について解説します。2021年に寄席つむぎで実施したアンケートをもとにグラフを作りました。少し古いデータではあるのですが、現在と大きな乖離はないはずです。

最も多い年齢層は59~63歳の20.8%。次いで44~48歳の17%。全体をみると、おおよおそ50代(49~62歳)だけで50.8%を占めており、管理職世代の方を中心に支持を得ていると分かります。
また、44歳から63歳までがボリュームゾーンであるということは、人生の酸いも甘いも噛み分けた読者の方々が、落語が描く『人間の滑稽さ』や『業』を、自分事として楽しんでくださっている結果ではないでしょうか。
一方、23歳以下の若年層からの支持は薄く、ゼロという結果になりました。これは裏を返せば、若年層向けのライトな情報よりも、一定の経験を重ねた世代がじっくり読める演芸情報を求めている媒体である、という傾向の現れかもしれません。
「寄席つむぎ」が男性に、そして女性に支持される理由
性別比を見てみると、男性が 69.8% と約7割を占めています。一般的に「Webマガジン」は女性の方が反応しやすいと言われる中で、この数字はかなり異色です。これは、寄席つむぎの特徴をよく表している数字と言えるでしょう。

先ほどの年齢層データと照らし合わせると、「仕事の合間に、あるいは一日の終わりに、じっくりと腰を据えて本質的な演芸記事を読み込みたい」という、大人の男性たちの知的な欲求に、当サイトの硬派な記事作りがピタリとハマっていることが分かります。
一方で、注目したいのは 28.3% を占める女性読者の存在です。3割近い女性が「寄席つむぎ」を訪れてくださっているのは、単なる情報の羅列ではなく、記事の端々に込めた「作り手の体温」や「デザインの温かみ」を感じ取ってくださっているからではないでしょうか。
7割の「熱量」と、3割の「共感」。
この絶妙なバランスが、寄席つむぎを単なる情報サイトではなく、性別を超えて「誰かの助け」になるための場へと育ててくれているように感じます。

落語会や寄席の客席の年齢&男女比率と、実のところあまり変わらない気がします。
堂々発表!総合アクセスランキング10位~4位
それではお待たせのランキング発表を行います!一気に10位から4位までをご覧ください。ランキングを見ると、「師弟制度」「破門」といったテーマが多く並びます。読者の関心がどこにあるのか、はっきりと浮かび上がってきました。
第10位-②師匠 桂米朝~師匠桂米朝と過ごした日々:桂米左
第9位-破門である~日常ドキュメンタリー:三遊亭はらしょう
第8位-【特別寄稿】本妻の弟子から師匠鶴光へ:笑福亭学光
第7位-【雑感】吉原馬雀さん(元・三遊亭天歌)勝訴!そもそも師弟制度って何だ?:ふじかわ陽子
第6位-⑩一文笛~師匠桂米朝と過ごした日々:桂米左
第5位-フリーの落語家の年収は?~日常ドキュメンタリー:三遊亭はらしょう
第4位-天歌の再起を願う 11月2日~SFと童貞と落語:笑福亭羽光
10位から4位までを一気にご覧いただきましたが、いかがでしょうか。
特筆すべきは、「人間・米朝」の素顔に迫る米左師匠の記事が2本もランクインしていること。そして、はらしょうさん、羽光師匠、そして私自身の執筆記事に共通するキーワードは「破門」「裁判」「再起」といった、落語界のシステムそのものに斬り込むテーマでした。
読者の皆さんは、高座で繰り広げられる「芸」そのものはもちろんのこと、その芸を支える「師弟という名の濃密な人間ドラマ」に、強く心を寄せていることが分かります。
まさに、管理職世代を中心とした当サイトの読者が、組織や人間関係の難しさを知っているからこそ、落語界の「ままならなさ」に共感し、目が離せなくなっている……。そんな「本音」が透けて見える結果となりました。

3位から1位は、次のページで!








